【HQ】み ゃ ー つ む 注 意 報【宮侑】

注意報7 ページ7

「なんで来とるんAちゃんっ、来ちゃだめって言うとったやろ！」



休憩時間になるとこちらにズカズカとやってきた


正座して「ごめんなさい⋯⋯」と謝ると「怒っとるわけやなくて⋯⋯」と困った顔をされる



「角名ァっ、貴様かっ、Aちゃん連れてきたのはァっ！」

「ぐぇッ、ギブギブギブ」

「侑、角名死にそーだからやめたげて」

「しゃーない、今回は許したる」

「これは許したに入ってないだろ⋯⋯」


首をさすりながらサッと侑先輩から距離をとった



「俺はAちゃんに来んといてほしかった」

「ごめんなさい⋯⋯」

「⋯⋯練習見てったら遅くなってまうやろ、帰り」


え？


「まだそんな日も長くないのに、遅くまで残ってたら危ないやん！女の子が暗い道通って帰るんは危険や！」



必死にこっちを見て訴えかける侑先輩


そこまで考えてなかった

帰りが暗くなるとか、そこまで考えて言ってくれてたの⋯⋯？



「いやツムが送ってけばいい話やろ」

「なんで雰囲気ぶち壊すんですか治先輩」

「思ったことがついポロッと」



てへっじゃないんですよ


「⋯⋯今日は送ったるから、最後まで見てってや」

「はいっ」


「俺以外見たらあかんで」



そう言って笑った侑先輩の笑顔


キラキラ輝いていて、胸が掴まれた感じがした

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