【HQ】み ゃ ー つ む 注 意 報【宮侑】

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「じゃあちょっと、トイレお借りしますね」


「おん」




Aちゃんのことをそわそわしながら待つ


さっきまで出していたバリボーをしまう

⋯⋯大丈夫よな、見られたら困るもんは全部サムの部屋に移動したはずや



うーわ、こんな緊張するんか


大丈夫。落ち着け落ち着け、平常心や




「失礼しまーす」


「お、座ってーや、」



そこで、ピタリとと止まる



⋯⋯なんか赤リップ塗って来とんねん

さっきまで何も言ってなかった唇が紅くなっている



理性の壁に荒波が打ち付ける



⋯⋯あかん

深呼吸深呼吸


でも、どうしても気になってまう


下を向いては唇を見てまた下を向く、を繰り返した



「ふ、気になりますか」


「⋯⋯気になる。なんでAちゃん唇赤くするん？」


「リップ塗ったときの侑先輩の反応が好きだから」




小悪魔のように笑う




「先輩の照れた反応がすきです」



艶やかに唇が光って、それが俺の心の理性を吹っ飛ばした


「っ、Aちゃんっ」


「んん⋯⋯」






唇をゆっくり舐めていく



⋯⋯おかしいな、全部舐めとったはずなのに、まだ唇が赤い




そっと唇に触れた


真っ赤に染まった顔は、余計に俺を掻き立てる

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