注意報33 ページ33
「あ、そうや」
お前お前、とさっき目を逸らした先輩を呼び寄せる
私を抱き締めたままで
「俺、自分のかわいい彼女しか興味あらへん。他の女子とか雑草にしか見えんから」
ぎゅーと私を抱き寄せた
「てことでもう余計なことせんといてや。俺のかわいい彼女が嫉妬してまうからな」
そんなかわいいかわいい言わないでもらって⋯⋯
恥ずかしくて消えそうである
そこ、角名先輩、スマホ構えてんの気づいてますからね
投げたペットボトルは虚しく避けられる
当たればよかったのに
「あーAちゃん、この後の授業一緒にサボらん?」
「ちょっと何言ってるんですか」
「だめや、Aちゃんを教室に返したくない」
ちゅ、と唇がほっぺに触れた
一気に顔が熱くなる
「なんやAちゃん、ちゅーとかぎゅーとかしてって言う割に、実際されたら大人しくなってまうやん」
「⋯⋯供給過多です」
ほんとにむり
この侑先輩は危険だ、いろんな意味で
私の反応を見て、にんまりと笑う
「なんや、前の俺の方がよかったか?」
「⋯⋯どっちでも」
どんな侑先輩でも、私は大好きですから
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アホです - チュキーーー (4月8日 17時) (レス) @page30 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
nachu(プロフ) - 待ってましたあぁぁ!!!これからどうなっちゃうんだ汗次の更新も待ってます! (4月5日 18時) (レス) @page28 id: d62d5ed77b (このIDを非表示/違反報告)
gdtma.(プロフ) - 大好きです!更新待ってます!! (4月3日 18時) (レス) @page23 id: b16d20455a (このIDを非表示/違反報告)
nachu(プロフ) - 胸がチクチクする感じなお話で好きです、!更新待ってます! (4月3日 17時) (レス) @page23 id: d62d5ed77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2024年3月29日 17時