注意報32 ページ32
その後、先輩はずっと一緒にいてくれた
落ち着くまで手を握って、頭を撫で続けてくれた
警察官から事情を聞かれている時も、ずっとそばにいてくれて、終わった後にも「怖かったな」と抱き締めてくれた
あの時、1番上にあった侑先輩の連絡先
あそこに電話していなかったら、もしかしてもう一緒にいることはできなかったかもしれない
そう思うと、先輩のぬくもりが、じんわりと胸に染み渡っていった
そして、それから変わったことが1つ
私たちの関係性だ
「あの、侑先輩⋯⋯そろそろ離してください」
「だーめ、嫌や」
「でももう授業始まっちゃうんで」
「それでもやだ」
先輩からのスキンシップの量が増えた
それも爆発的に
今だって、先輩の膝の上に乗せられて、ぎゅっと抱きしめられている
これじゃ抜け出すにも抜け出せない
今まで近づいて来なかったのが嘘のように、手を握ったり、抱き締めたり、頭を撫でたり
ドキドキしすぎて身が持たないから少し減らして欲しいくらいだ
この間侑先輩に抱きついていた人と目があって、気まずそうにそらされる
これ、どうしたらいいんだろ⋯⋯
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アホです - チュキーーー (4月8日 17時) (レス) @page30 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
nachu(プロフ) - 待ってましたあぁぁ!!!これからどうなっちゃうんだ汗次の更新も待ってます! (4月5日 18時) (レス) @page28 id: d62d5ed77b (このIDを非表示/違反報告)
gdtma.(プロフ) - 大好きです!更新待ってます!! (4月3日 18時) (レス) @page23 id: b16d20455a (このIDを非表示/違反報告)
nachu(プロフ) - 胸がチクチクする感じなお話で好きです、!更新待ってます! (4月3日 17時) (レス) @page23 id: d62d5ed77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2024年3月29日 17時