注意報23 ページ23
自分で思っていたよりも、随分と低い声が出た
侑先輩が固まる
「もう帰ります」
「え、Aちゃんどうしたんや」
「どうもしないです」
泣きそうだ、心が痛い
惨めな自分に心底腹が立つ
こんなの八つ当たりじゃないか
「ちょ、ちょっと待ってや。俺、Aちゃんに何かしたか？」
困ったように下がる眉
私のことを悲しませるくせに、それに自覚がないのが余計に私の神経を逆撫でた
「ごめん、俺が何かしてたら言うてくれ」
「なんもしてないです、ほっといてください」
「せやけど⋯⋯！」
「ほっといてくださいって、言ってるじゃないですかっ！」
叫ぶような声が響く
周りが私たちに注目しているのがわかる
それでも、1度溢れた心の声は止まらなかった
「もう無理です、先輩、1回私たち距離をとりましょう」
「そんなAちゃん、俺は⋯⋯」
「先輩は私のこと、なんもわかってない。こんな状態で一緒にいるの、私無理です」
傷ついたような先輩の顔
私だって、傷ついてるのに
泣きたいのはこっちだよ
どうしてわかってくれないの
私がいつもどんな思いでいると思ってるの
「⋯⋯ごめんなさい」
逃げるように教室を後にした
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アホです - ﾁｭｷーーー (4月8日 17時) (
レス) @page30 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
nachu(プロフ) - 待ってましたあぁぁ！！！これからどうなっちゃうんだ汗次の更新も待ってます！ (4月5日 18時) (レス) @page28 id: d62d5ed77b (このIDを非表示/違反報告)
gdtma.(プロフ) - 大好きです！更新待ってます！！ (4月3日 18時) (レス) @page23 id: b16d20455a (このIDを非表示/違反報告)
nachu(プロフ) - 胸がチクチクする感じなお話で好きです、！更新待ってます！ (4月3日 17時) (レス) @page23 id: d62d5ed77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあ | 作成日時：2024年3月29日 17時
