【HQ】み ゃ ー つ む 注 意 報【宮侑】

注意報13 ページ13

「んー、やっぱりうまい、Aちゃんは料理の天才やな」

「そんな褒めないでください」


「いーや、俺は飯にはうるさい方やからな。そんな俺が認めたんやから、もっと自信持ってええよ」



なんだかよくわからないけど、これは慰められてるのかな

ちょっと心に染みた


「にしてもほんまに美味しい⋯⋯ほっぺた落ちてまう⋯⋯」

「そんな美味しいですか？」

「おん⋯⋯俺は今までこのために生きてきたんやな⋯⋯」



て言うか俺がAちゃんと結婚すればこの飯がずっと食えるやん



名案を思いついたかのように手のひらを叩いた


何言ってるんですか治先輩


「大丈夫やAちゃん、Aちゃんが行き遅れたら治くんがもらったる」

「あはは、なんですかそれ」

「毎日こんな飯食えたら幸せすぎるやろ」


もう1口食べようとした、次の瞬間＿＿＿



「人の彼女の飯なに彼氏より先に食うとんねん、このボケカスがあー！！」

「グヘェッ」



映り込んだのは、飛び蹴りする侑先輩と、飛び蹴りされる治先輩



治先輩がリアルに3メートルぐらい吹っ飛んだ


周りの人たちはみんな唖然と見ている



角名先輩何スマホ構えてるんすか



いやいや、「俺？」じゃないですよ、あんたですよあんた

注意報14→←注意報12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す