【HQ】み ゃ ー つ む 注 意 報【宮侑】

注意報2 ページ2

「ふうぅ〜〜、なんでですかあ⋯⋯」

「Aちゃんがガツガツ行き過ぎなんじゃない」

「ツムはガツガツ好きそうなんやけどな」

「ですよね、侑先輩そういう感じじゃないですか」

「お前ら侑に対してどんなイメージ持ってるんだよ⋯⋯」



治先輩の机を占領しながら作戦会議

というか昼休みに勝手に私が行ってるだけだ



「そんな落ち込むことないんじゃない。好きだからOKしたんだろうし」

「だあって、キスとかハグとか、そういうの全部無理だって言われたんですよ！健全な男子高校生にあるまじきことですよっ！」

「ふーん」

「興味無くさないでください」


2人とも視線が手元のおにぎりに向かっている


おーい、私はこっちですよー



「まあまあ気長に待ってこーや。焦ってもいいことないで」

「それはわかってますけど⋯⋯」


もごもごと言い淀む


2人は当事者じゃないからそんな悠長なこと言えるんだ

私は不安なのに


「侑があんな奥手だったとは意外だよね」

「おん、部屋でグラビア見とるやつの行動とは思えん」

「なんですと」



自分の断崖絶壁を見下ろした


⋯⋯ これじゃそういう目で見れないよね

さっきよりも深く落ち込む



「そういう趣味の人もいるよ」とか何も慰めになってないんで大丈夫です


あとその目やめてください角名先輩、悲しくなります

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