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Aが家に来て一週間






「ツムツム最近機嫌いいよなー」






練習の合間にスポドリを飲んでいると突然入ってきた声に顔の向きを変えた






「そうか?」



「サーブもキレキレだし、トスもノってるじゃん。次スタメン入れんじゃねえの」



「⋯⋯めっちゃ褒めるやん」





木くんの言葉には裏が無い



だからこそ真っ直ぐに届いて、自然と人を鼓舞してくれるのだ






「⋯⋯最近な、猫を拾ってん」



「へえ、どこで?」



「近くの公園」



「可愛いやつ?写真ある?」



「写真は無いけど⋯⋯可愛ええよ」






いいなー、俺も飼いてー!と隣で騒ぎ始める



休憩中なんやからもう少し静かにしていればええのに



ふと自分の口元が緩んでいるのに気がついて、慌てて引き締めた



自分で言っておいてなんだが、確かに猫に似ている



目が綺麗な所とか、艶やかな髪とか、少し距離を取る所とか



あれが猫なら金持ちに飼われてる血統書付きの猫やな



ツンとすました黒猫が頭の中に思い浮かび、もう一度笑いが零れた

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設定タグ:ハイキュー , 宮侑   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:まあ | 作成日時:2024年4月21日 16時

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