第35夜 ページ36
「そこまでにしてもらおうか、ジュダル」
はっと部屋のドアを見るとそこには、
「紅炎、さん」
「俺の客人に如何わしい真似はよしてもらえるか」
「ちぇっ、お前が来んのかよ」
そう言うとジュダルはそのままわたしの上から退いた。
ホッとしてわたしも起き上がる。
「紅炎、お前コイツがどんな奴か知らねえだろ？」
ピクリ、と紅炎さんの顔が上がる。
え、この人(ジュダル)は何を言おうとしているの？
「コイツはなあ、ソロモンのゆ───」
「わあああああああああああああああああああ!!」
いきなりわたしが叫んだので紅炎さんもジュダルも驚く。
わたしは顔を赤くして二人を見た。
「うぁ、なんでも、ないです……」
恥ずかしい…！
わたしのそれを見てジュダルはお腹を抱えて笑いだした。
「あっはっはっはっはっ!!なんだコイツ、おもしれえ!!」
「笑わないで！」
「これが笑えないでいられるかよ。お前、名前何て言うの？」
「え、っと──」
「ジュダル、陛下が呼んでいる。早く行け」
すると紅炎さんが口を挟んできた。
それに舌打ちをするジュダル。
紅炎さんの言葉に軽く返事をして、ジュダルはわたしを見た。
「？」
「なあ、お前。また会おうな」
ぞくり、
ジュダルのその目はわたしのなにかを見透かしたような、そんな目をしていた。
そしてジュダルが部屋を出たとき、紅炎さんも出ていく。
「朝食が出来たので呼びに来たんだ。昨日の場所にいけ。紅覇がいるはずだ」
「え？紅炎さんも一緒じゃないんですか？」
「俺も陛下に呼び出されているからな」
そうですか、シュンとするわたしに紅炎さんは言った。
「今日はシンドリアの船が出るはずだ。詳しくは紅覇に聞け。……これで帰れるぞ」
「……！」
そっか、ここで紅炎さんとお別れなんだ。
寂しい気もするけど仕方のないことなんだよね…。
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ユノハ - もっさんもっさんwwwwwww (2014年3月26日 15時) (
レス) id: 1e3cf44cf2 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭(プロフ) - すんごいおもしろいです！今から早速続編に行きますo(^▽^)o (2013年3月1日 18時) (レス) id: 94cf6f4428 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづも(プロフ) - レインさん» 小説を読ませてもらいました。パクリでなければいいのかな？← もしなにか言われたら対処しましょう。わたしもできる限りオリジナルにしますのでお互いに頑張りましょう！ (2013年1月26日 13時) (携帯から) (レス) id: 3a6f61d3e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - すみません！！ 私の小説とこの小説の内容が似てしまっていたのに今気付きました やっぱり内容変えた方がいいですか？ (2013年1月26日 13時) (レス) id: a994518257 (このIDを非表示/違反報告)
しろ。(プロフ) - ゆづもさん» いやいや(´∀｀） 例え出来たのが来年だったとしても待つヨー!!←ww (2013年1月11日 20時) (携帯から) (レス) id: 9a2ada70b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづも | 作成日時：2013年1月3日 20時
