第１００話：ソト×ノ×セカイ ページ10
ノーム「いままでAに見せてきた記憶、あれは最近のことじゃないんよ」
A「え？だってあの後に精霊族が滅んだんじゃ・・・・」
ノーム「一千年前のことなんだ」
ただでさえ、今の記憶だけでも混乱しているのに
さらに混乱させるようなことをノームは言ってきた
ノーム「Aの周りで起きたことを時系列で言う前に一番最初の記憶からたどってみようか」
ノームの手には僕の記憶が入っている玉が作り上げられていた
それを僕にぶつけ
ノーム「いってらっしゃい」
.
.
２千年前になるであろう
僕は精霊族が大切にしているという神木から生まれた
はじめは僕が木から生まれたことなんて信じられなかったが
本当に木から生まれたんだな・・・・
村人「この子はすごいぞ！！」
僕は精霊全部と話せるため村人から大事にされていた
村人「この子はあの子のようにならないようにしないとな・・・」
あの子・・・？あの子っていったい誰なんだろうか
ノーム「Aよりも１千年前に生まれてきた子ったい」
A「どんな子なの？」
ノーム「秘密たい」
ノームにどれだけ聞いても教えてはくれなかった
きっとまだ僕に教えるべきじゃないとか言うのだろう
僕は村人から大切に大切に育てられた
村から一歩も出ることを許されずに
サラマンダーから聞く外の世界は鳥かごのようなところにいる僕には
すばらしい世界に見えた
いってみたいと
それを村人の皆に言うと
村人「お前までそんなことをいうのか！！！」
A「ひっ！！」
いままで優しい目で僕に接してくれていた皆は
僕を怪物を見るかのような目で見ていた
村人「驚かせちゃったかな、外はねとっても怖いところなんだよ」
「だからここから出ちゃいけないんだ」
村人は僕のことを頑なに外にださないようにした
唯一外につながっている洞窟は大人の人が見張るようになった
僕が外に出られないように
こうして何百年も僕は村の中で過していた
何年も何年も過ぎていくたび僕の外に行きたいという願望は強くなっていった
.
.
ドリアード「明日はAさんのお誕生日ですね！！」
A「そうだね」
１年に一度僕が生まれた日に村人はパーティーをあげる
僕のことを祝ってくれるのだ
おいしい食べ物やおもしろいことをたくさんする日だ
僕はそんな素晴らしい日に
素晴らしい日だからこそ
A「僕、外に出る」
第１０１話：ボク×ノ×ケツイ→←第９９話：ツチ×ノ×セイレイ
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mio(プロフ) - ノームの言葉は博多弁？ (2016年5月24日 16時) (
レス) id: d328a8c1a3 (このIDを非表示/違反報告)
何様俺様シオン様(プロフ) - いきなりすんません。９５話のところ最初は７まで開けたってなってるけど次は１になってる。打ち間違えですか？ (2015年7月7日 23時) (レス) id: 4b1ed9fbee (このIDを非表示/違反報告)
糀みそ(プロフ) - ぽよよ☆》全然大丈夫ですよ！！私もそーしますね！！ (2014年5月18日 18時) (レス) id: 3f74557328 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよよ☆(プロフ) - テストお疲れ様です!タメokですか? (2014年5月18日 18時) (レス) id: 561370330d (このIDを非表示/違反報告)
糀みそ(プロフ) - 胡蝶さん≫やっと地獄のテストが終わりました・・・。点数もある意味終わってるんですが笑テストがんばってください！息抜きで見れるように更新がんばりますね！ (2014年5月18日 15時) (レス) id: 3f74557328 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：糀みそ | 作成日時：2014年4月19日 20時
