《Ｈ×Ｈ》それでも僕は前に進む３

第９４話：テコ×デモ×ウゴカナイ ページ4

ゴン「管理人さん、鍵貸して」

A「ど、どうしたのゴン？」

ゴン「侵入者として入るから、鍵を貸して」


突然何を言いだすんですかゴンくん

侵入者の扉から入ったらミケに喰い殺されるの知ってるのかな？

知ってるはずだよね？見てたよね？


ゴン「貸してくれなくても塀をよじ登ってでも侵入するからさ」

レオリオ「なにい言ってるんだ！！」

ゴン「だっておかしいよ！友達に会いに来ただけなのに試されるだなんてさ！！」


管理人「君の言うことは確かだけども・・・強行突破は無理ですよ・・喰い殺されます」

クラピカ「まだ時間はある、１の扉から入ることにしよう」


ゴン「・・・・・」



だめだ、こうなったら何をしてでも動かないゴンだ



管理人「ん〜坊ちゃんのお友達をむざむざ殺させるわけにはいきません・・・・」


少し待ってて下さいと管理人室へと戻って行った

どうやら電話をかけているらしい


管理人「もしもし、ゼブロと申します・・・はい、はい」


今知ったが管理人さんはゼブロって言うのか・・・

優しそうなおじいちゃんだ


ゼブロさんは電話をきった



ゴン「屋敷に電話してくれたの？」

ゼブロ「いや、ゾルディック家の執事にですよ」


家の人はめったにでないらしい



ゴン「もう一回かけてくれる？今度は俺が出るからさ」


僕たちは大人しくゴンを見守っていた

すると急に切れたのかもう一度ゴンは掛け直していた


ゴン「何でお前にそんなことが分かるんだ！！！いいからキルアを出せ！！！」



A「・・・」

レオリオ「・・・」

クラピカ「・・・」



僕たち三人はあ然としてゴンを見ていた

一言で言うと「わお」だ


しばらく電話の向こうで会話が続いていたのだろうが

ゴンは電話の受話器を下ろした


何を言われたのかよく分からないが


ゴンはまっさきに門の方へと歩いていった



レオリオ「おいゴンッ！！！」


ゴンは釣りざおを塀にかけ今にもよじ登ろうとしていた


A「まって！！何してるの！！」

ゴン「キルアに会いに行くんだ、３人は待ってて」



A「僕がこの扉を開けて入ればいいじゃん！」

ゴン「試されて入るのは嫌だ」


僕は必死にゴンを止める方法を考えた

こうなったゴンはテコでも動かないからな・・・・



A「じゃぁ、その後ろを侵入するのは？」

ゴン「どういうこと？」

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