127話 次の一歩 ページ33
no side
「ったくなんでオメェはそんな冷たいことばっか言うんだよ！」
ウソップがゾロの頭を小突く。
「てめぇらこそすぐに信用し過ぎなんだよ！」
「心配するな、俺の仲間と合流したらAは俺の船に乗せる」
不貞腐れたように胡座をかくゾロに、被せるようにローが突っかかる。
無言の睨み合いが行われている中、ルフィをつれたハイルディンが船に到着した。
「俺はまだ戦えるーー！！」
そう叫び散らすところを見ると、無理やりハイルディンに連れてこられたのだろう。
「ルフィ先輩！それより見て下せぇ！！この船を！！」
「すっげぇー！」
大きなヨンタマリア号に驚き、さっきまでの怒りはすっかり忘れた様子。
「麦わら！おれには巨人傭兵の４人の仲間がいる。そいつらと共にいずれ全巨人族を束ね…かつて世界を震撼させた巨兵海賊団を復活させてみせる！」
そう高らかに叫んだハイルディンに続いて、全部で７つの海賊団が自身の船団を名乗っていく。
その光景をAやロー、他の麦わらの一味達は不思議そうに眺めていた。
「しめて５千600人いる！！ルフィ先輩、その代表のおれたづ７人と、親子の盃を交わしてけろ！！」
「親子〜〜！？」
「んだべ！！あんたが親分！おれ達ァ子分！どうかおれらを海賊、麦わらの一味の…傘下に加えてけろ!!!」
バンっと置かれた特大の盃に、お酒が注がれていく。
『こんな大きな盃、初めてみたー』
感心していると、一度持ち上げた盃をルフィは戻した。
「これはおれ、飲まねぇ！！」
「え………！！」
「あんま酒好きじゃねぇし…」
「いや、味の問題じゃねぐて！！」
目の前で繰り広げられる押し問答。
「だからよ！おれは海賊王になるんだよ！偉くなりたいわけじゃねぇ！！」
「オイ、何言ってんだ？コイツ…」
『さぁ…でも、ふふふっやっぱり麦わらって、変わってるわね』
麦わらの一味を見渡せば、これが当たり前といった様子で気にも止めていない。
『ロー、いい友達を持ったね』
「だから友達じゃねぇって…それより、さっきの話だが……」
『さっき？』
少し離れた所では「子分盃だ〜！」なんて騒いでる声が聞こえる。
いつの間にか頭上の瓦礫もどこかに去って、青空が広がっていた。
ローはAに向き合い、真っ直ぐ見つめる。
「ゾロ屋に言った事だ。俺は本気で、俺の船に乗ってほしいと思ってる。俺と一緒に、来い」
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yoku(プロフ) - つきみさん» 最後まで読んでいただき、有難うございました！！中々次のお話も筆(指)が進まない中、楽しみにしてくれてる方がいると思うと励みになります！コメント嬉しかったです(^^)ありがとうございました！ (6月12日 17時) (
レス) id: 3e98715bc9 (このIDを非表示/違反報告)
つきみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！爆速で作品を追うことは出来てなかったのですが最後まで楽しく読まさせていただきました！！続編)etcも|´-`)ﾁﾗｯﾜｸﾜｸとひっそり楽しみにしてます！長期間お疲れ様でした！！ (6月12日 0時) (レス) id: 4d0f4686e5 (このIDを非表示/違反報告)
yoku(プロフ) - プスメラウィッチさん» そうかも、しれませんね(^^) (5月29日 19時) (レス) id: 3e98715bc9 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - この小説はトラファルガーローオチですか？ (5月29日 18時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
yoku(プロフ) - あかさん» こちらこそ、読んで頂いて、そして素敵なコメントまで頂けて…ありがとうございます！！更新遅くなってしまってますが、きちんと完結させますので、もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです(^^) (2023年3月12日 12時) (レス) id: 39058f50de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yoku | 作成日時：2022年12月23日 0時
