107話 黎明 ページ13
ローside
「ガンマナイフ！！」
「ぐわぁぁあッ!!!!!」
ガンマナイフは体内を破壊する。
体の中は防御できねぇ！
そして…
「麦わら屋！今だッ！！」
「うおぉぉお！！キングコングガン!!!!」
「ガハッ！！」
ドガァンッ！！！
麦わら屋のパンチが入る瞬間に、俺はシャンブルズで避難する。
ドフラミンゴは地面へと叩きつけられ、俺の攻撃とも相まって、起き上がる事はなかった。
「…っ…ハァ、ハァ……」
呼吸を整える様に大きく息を吸い、吐いてから空を見上げる。
「鳥カゴが……消えていく…」
空を閉ざしていた糸はもうない。
それは、俺たちの勝利を意味する。
プシュゥゥー
「うおっ！」
麦わら屋が空から落ちてくるとこを受け止める。
「…フッ……もう寝てやがる」
一応…ありがとう、だな。
国中がドフラミンゴからの解放に涙する。
瓦礫の山と化したドレスローザ。
ようやく、自由を手にした瞬間だった。
「ルーシー！！」
「トラファルガー！！」
「ちょうどよかった。こいつを頼む」
スヤスヤ眠る麦わら屋をさっきまで一緒にいたレベッカとキャベンディッシュに託す。
「トラファルガー…今Aは王宮から降りてきているわ。このまま真っ直ぐ行けば会えるはず」
「ヴィオラ、だったか…お前のお陰で全てがわかった…感謝する」
「いいのよ。それより早く行ってあげて！生きてはいるけど、危険な状態には変わりないわ…」
ヴィオラが言うには、Aは何かの病に苦しんでいたという。
記憶を辿り大体はわかったが、俺に何かできるのか不安になる。
「あぁ、そうさせてもらう」
それでも、Aとちゃんと話したい。
Aの口から、真実を知りたい。
「おい！僕にも礼を言わんか！！…ほら、コレ！こんな物騒なものいつまでも僕に持たせるな!!!!」
そう言ってキャベンディッシュは、血のついた白い、正義と書かれたコートを放り投げた。
「早く返してこい！」
「ん…すまねぇな」
コートを強く握りしめ、王宮へと走る。
街は歓喜に包まれ、人々は抱き合いながら泣き笑う。
瓦礫と人を掻き分け、残りの力を振り絞り、能力を使いながら探す。
どこだ！
どこにいる？！
ハッ、ハッ…
ぐるぐるとあたりを見渡す。
「A！！！どこだアッ！！」
気持ちが焦り大声で叫んだ。
すると、不意に背後に人の気配。
「ロー…」
『…フッ……何、大声……出して、るの…？』
"コラさん"という男に抱えられたAがそこにいた。
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yoku(プロフ) - つきみさん» 最後まで読んでいただき、有難うございました！！中々次のお話も筆(指)が進まない中、楽しみにしてくれてる方がいると思うと励みになります！コメント嬉しかったです(^^)ありがとうございました！ (6月12日 17時) (
レス) id: 3e98715bc9 (このIDを非表示/違反報告)
つきみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！爆速で作品を追うことは出来てなかったのですが最後まで楽しく読まさせていただきました！！続編)etcも|´-`)ﾁﾗｯﾜｸﾜｸとひっそり楽しみにしてます！長期間お疲れ様でした！！ (6月12日 0時) (レス) id: 4d0f4686e5 (このIDを非表示/違反報告)
yoku(プロフ) - プスメラウィッチさん» そうかも、しれませんね(^^) (5月29日 19時) (レス) id: 3e98715bc9 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - この小説はトラファルガーローオチですか？ (5月29日 18時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
yoku(プロフ) - あかさん» こちらこそ、読んで頂いて、そして素敵なコメントまで頂けて…ありがとうございます！！更新遅くなってしまってますが、きちんと完結させますので、もう少しお付き合い頂けたら嬉しいです(^^) (2023年3月12日 12時) (レス) id: 39058f50de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yoku | 作成日時：2022年12月23日 0時
