93話 海軍の裏切り者 ページ47
ロシナンテside
※王宮へ辿り着く数十分前
「ロシナンテ中将…どうしてもそこをどかねぇ気ですかい？」
「いくら海軍大将の頼みでも、それは聞けねぇな」
俺は何故か革命軍のNo.2と共闘することになる。
目的は同じ、海軍を止める事。
「まさか海軍と手を組むことになるなんてな」
「うぉっと……同感だ！」
ドフラミンゴに操られている人を抑えながら、海兵達の相手をする。
メラメラの実を手に入れているサボは早くもその技を使いこなしていた。こいつが今は味方でありがたい。
「おいドフラミンゴの弟！」
「その呼び方やめろ！」
「お前、先に行け…」
いきなりサボがこんな事を言うもんだから返事に困った。
「な、何だいきなり！」
「お前、ドフラミンゴを倒してぇんだろ？それに海軍同士戦ってたら後々面倒なはずだ…藤虎は俺が引き受ける！ここは俺にまかせて先にいけ!!!」
え、何、コイツもめっちゃ男前なんですけど！
海賊ってこんな奴ばっかなの？
俺はフラランドの事を思い出す。
あいつ、大丈夫かな……
「そうはいきやせん…ロシナンテ中将は裏切り者、始末しなきゃねぇ…」
イッショウさんが刀を構えた。
やべぇのが来る！
ゴゴゴゴゴーッ…
そう思ったのも束の間、空から赤く燃える何かが降ってきた。
「隕石落としやがったー！！」
鳥かごにあたり粉々に散る隕石。
それを避けながら、サボへと叫ぶ。
「すまねぇ！この借りはかならず返す！」
隕石に皆が気を取られている間に、俺は王宮の頂上を目指した。
・
そして、ついにドフィの元へ到達するかと思ったその時、一発の銃声が聞こえた。
父が殺された時と同じ銃声。
音を立てずに頂上へ駆け上がれば、横たわるローとその前に立つドフィの姿が目に入る。
気がつけば俺は間に駆け込み、ローを抱えていた。
それはもう、無意識だった。
しかし、背後にはもう一つの気配が突然現れる。
同時に何かを刺す音。
ザクッ…
「何の真似だ…A……」
ドフィの声で気配はAだと気づく。
「それにお前まで……なぜだ？ロシナンテ……」
俺の名を呼ぶドフィに反応して、Aから懐かしい呼び方をされる。
『ロシィ！？』
戸惑うAにドフィ、そしてまだ意識のあるロー。
ようやく、役者が揃ったな。
「そうだな…遠い昔に、出会ってたんだよ……覚えてねぇがな」
ローを抱き上げ、Aの隣へ立つ。
俺が全てを知っていることに気づいた彼女は、赤い瞳を潤ませて、口を抑えて泣いていた。
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yoku(プロフ) - よもぎ杏さん» 素敵なコメントありがとうございます！！私くし自身も書きながら全員が幸せになれる世界ならいいのに、と思って一人しんみりしております…。これから先の未来も、応援よろしくお願いします！！！ (2022年12月18日 21時) (
レス) id: 39058f50de (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ杏(プロフ) - 長くなりましたが、とにかくこの作品が好きで、応援しています！！更新頑張ってください！！！ (2022年12月18日 18時) (レス) id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ杏(プロフ) - ぴぎゃぁぁぁああ涙が止まりません。夢主ちゃんが性格変わっていってしまって、でも二人の幸せをいつまでも祈ってるのが健気すぎて、。昔、自分が言った言葉をルフィが言うのもすごく心に刺さりました。結局、何が正解だったのか...。全員報われて欲しいと思いました。 (2022年12月18日 18時) (レス) @page43 id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
yoku(プロフ) - れいさん» えぇーー！めっちゃ嬉しいです！！夢主ちゃんは私の趣味丸出しです♡気に入っていただけて嬉しいです🙇♀️ありがとうございます！！ (2022年12月13日 8時) (レス) id: 39058f50de (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!せっかくロシィと再会したのにィィィィィ😭（ストーリーも夢主設定もどストライクでめっちゃ好きです！！！応援してます！） (2022年12月12日 23時) (レス) @page38 id: bbe5970608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yoku | 作成日時：2022年11月22日 16時
