俺の妹２【五条悟】 (ページ6)

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運命ページ6

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「ねぇ！聞いてよ！！」

会食が無事終わって

部長と別れた後

すごく興奮気味の同期

「さっきのご飯屋さんに！白髪イケメンいたの！」

『えー！うそ』

「これは流石に運命？」

『さすがにちょっと感じちゃうね』

「お手洗いで席立った時、カウンター席にいたの！」

『いたー？私分かんなかった』

「いたよいた！けど、女の人といた」

『あちゃー』

「彼女かな？」

『んー、どうだろうね』

今日会ったばかりなのに

すっかり、推しになってて

かわいいな同期

「いや、でも。ただの同僚に見えた！」

『そんなのわかるの？(笑)』

「分かるよ！あ、ほら。あの人みたいに、彼女を見る時は目がハートになってるもん」

『え？だれ？•••って』

ふふふ(笑)ごめんごめんって

笑ってる同期と

私の視線の先には

ナナミンが歩いてこっちに向かってる

「あんな目するなんて、Aの前だけだよ」

『そうなのかな？自分じゃ分かんないけど、』

「愛されてるね、この幸せ者！」

じゃ、また明日ねって

ナナミンに会釈だけして帰る同期

「お疲れ様です」

『ナナミン、ごめんね。遅くなっちゃって』

「いえ、問題ありません。」

自然と絡まる手

ナナミンの大きくてゴツゴツした手は

いつも私のことを包み込んでくれる

「なんだか楽しそうでしたね」

『うん、いいことあったみたい』

「いいことですか？」

『同期の子がね、イケメンを見かけたの。カフェとご飯屋さんで、1日に2回も！』

「そんなに嬉しいものですか？」

『えー嬉しいよー！私も綺麗な人見かけたら、めちゃくちゃ目で追っちゃうし、次行った場所でも会ったらテンション上がっちゃう』

「なるほど」

ま、イケメンのナナミンは

追われる方かなんて思ってると

「もし、あなたとの出会いがそういうものなら、すぐに声かけてアタックしたと思います」

『わあ、意外と積極的〜(笑)』

「Aさんだからですよ」

『えー？そうかな？(笑)』

「会えるのならそこのカフェに通い詰めると思いますし、自分をアピールします」

『ふふふ(笑)そっか(笑)』

「出会いは何であれ、あなたのことを好きになってってことです」

ストレートすぎる言葉は

長い間付き合ってても

やっぱり全然慣れなくて

ありがとうって返事するので

いっぱいだった

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