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間違ってない ページ43

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ナナミンと付き合って一年記念日は



ちょっぴり高級なレストランで



美味しいものを食べて



そのままスイートルームに泊まった





「この間の言葉は忘れてください 」




何度も謝るナナミンに


初めて自分からキスをした




今まで自分のことばかり考えて



傷つかないようにしてた私は



ナナミンの気持ちに全く寄り添わず



たくさん傷つけた




自分勝手すぎて


どう謝っても許されない気がした




ちゃんと大事にしたい


もっともっと色んなことを知って


これからも一緒にいたいって思ったの




『•••待たせてごめんなさい。ナナミンのこと好きだよ』




偽りとかなくて、私の本心



ナナミンは私の言葉を聞いた時



一生大事にしますって



抱きしめてくれた



その声は、少し震えていた





バカだな私



大切にする人はこんなに近くにいたのに



どんだけ傷つけたんだろう




私のことを


大切な宝物のように触るナナミンは


何度も私に好きって伝えてくれたし


それに応えるように、何度も好きって伝えた




きっと迷うことは、もうない



お兄ちゃんに貰ったペンは



押入れの奥に隠した





もうおしまい



完全におわったの




だって


大切にしたい人は、今目の前にいるから





私たちは



やっと恋人らしい関係になった



愛を伝え合ったり


嫉妬したり


たまに小さな喧嘩もしたり




その時は決まってナナミンが謝って


仲直りのキスをして


朝までベットの上で過ごして


愛を確かめ合った




変わったことといえば


私の家の合鍵を渡したことと


合鍵を使ってよくお互いの家に行くこと


もうすぐ同棲をすること



そして


付き合って2年が過ぎたある日


呪術師に戻るってナナミンが決意したこと




真剣な顔の彼に


そっか しか言えなかった




過酷で残酷な世界っていうことは


小さな頃から嫌と言うほど知ってる


だけど反対も出来なかった




「泣かないでください」


『•••だって』


「理由を聞かないんですか?なぜ呪術師に戻るか」


『•••なんで?』


「あなたと結婚するためです」


『え?』


「五条家の一人娘です。せめて同じ土俵に立つために、呪術師に戻ります。」




思わず抱きつく私のことを


優しく受け止めてくれるナナミン




「ちゃんとプロポーズするので、待っててください」




この道は間違ってなかった


ナナミンの笑顔を見ながらそんなことを思ったの


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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 七海建人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すうぷ | 作成日時:2023年9月11日 21時

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