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独占欲 ページ40

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「泊まりませんか?」




『私のお着替えとかって、』




「全部ありますよ」




『あ、私のお家はどう?ここからも近いし、ナナミンのワイシャツとかもあるよ』




「いいんですか?」




『なんでびっくりしてるの(笑)もちろんいいよ!』




「あまり泊まったことないので」




『確かに(笑)私の家にもきてよ!いつもお邪魔してばかりで申し訳ないし。交代ずつにしよう!ね?』





食事の後



あなたの手を取り



ゆっくりと帰る帰り道




手を繋ぐのだって



ハグをするのだって



軽いキスをするのだって



寝る時に抱きしめるのだって




ごくごく普通にできるようになったし



こうやって泊まりに誘うのも



自然にできるようになった



•••まあ、緊張はするが




私の家にあなたの私物が増え



あなたの家にも、私の私物が増え



さも当たり前のように置いてある



その物たちを見て



より一層幸せな気持ちで満たされる





「じゃ、次は合鍵を使って私の家にいてください」



『あ、まだ使ったことないから拗ねてる?(笑)』



「はい。拗ねてます」



『家主がいない家に勝手に上がり込むのは、気が引けちゃって』



「でもその家主は、あなたが家にいたら、もう死ぬほど喜ぶでしょう」



『•••じゃ、次回こそは』



「はい、必ず」



『ふふふ(笑)必ずね』




首元に手をやり



ネックレスを触っているAさん



私がさっきプレゼントした、そのネックレス




『•••何かの記念日だっけ?』




びっくりしてるあなたに



ただの嫉妬です、 って呟けば



え?って



疑問符ばかりAさん




あのペンは明らかにあの人からの贈り物で



牽制されてるようなそんな存在に



腸が煮えくり返りそうになった




お守りペンだよって



屈託のない笑顔で言われれば



使うなとも言えず




それならば、肌身離さず付けれて



自分のものって分かるものを、私は送ろう




ジュエリーショップをはしごして



ようやく見つけた



小ぶりのダイヤが7つ付いたネックレス




『ナナミンだから、7つのダイヤ?かわいい』



そう言い



その場でつけてくれたあなたに、少し安心した



独占欲丸出しの私に



あなたは何の疑いもなく、笑ってる



少し不憫だが



幾分か心は満たされてた










『•••悟』




「•••わりい。電話したけど繋がんなくて」




だけど



やっぱり、この人には勝てないのか

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 七海建人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すうぷ | 作成日時:2023年9月11日 21時

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