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『ナナミンって、出来ない事あるの?』




「急になんですか?」




『お掃除も完璧だし、お料理だってあんなに美味しいし』




お風呂に入った私たちは



ベットで



ゴロゴロしながらお話しタイム




緊張してやばいかも



なんて思ってたけど



なんだか意外とスムーズで




ちょっと居心地いいななんて思ってる自分もいて



こうやって



ベットでゴロゴロしてる今も



楽しくて仕方ない



修学旅行みたいな感じだねって言ったら



ちょっぴり嫌な顔されちゃったけど





「朝起きるの苦手です」



『えー。意外』



「そうですか?仕事の日なんて、朝からバタバタですよ」



『わあ!ちょっと見てみたいかも。ナナミンのお仕事の日の朝!バタバタしてるところ、くすくす笑いながらみたい』




あ、待って



そんな深い意味じゃなくてって言うか




ああ、何言ってるんだ私



とんでもない爆弾発言だぞ





いやいや、今からお泊まりするんだから



朝、一緒に迎えるんだけど



お仕事の日って



一言多いんだよ、わたし!




また泊まりきていい? って



遠回しに言ってるみたいじゃん





『•••あ、ごめん。深い意味はない、です』




なんだか恥ずかしくなっちゃって



枕に自分の顔を突っ伏しる



ああ、バカバカバカ



穴があったら入りたい




そんな私に



Aさんって優しく肩を叩くナナミンは




手を出してくださいって



ベットに腰掛けている




私も座り直して、両手を出すと




「素面では渡せないかと思ったんですが。早く渡したくなりました」



『•••かぎ、だ』



「はい、合鍵です。いつでも来てください。本当は同じ家に住みたいんですが、あなたのご両親に挨拶してからかと思い」



『•••律儀』



「当たり前です」



『•••大切にしてくれてありがとう』



「はい。私の命より大事です」




私のことを



優しく抱きしめてくれるナナミンの背中に



私もゆっくりと手を回す




心臓の音が心地良くて



私の場所はここだよ



間違ってないよ って教えてくれてるみたいで



安心する





Aさん



頭上から聞こえてくるナナミンの声は



ちょっぴり強張っていて



ん?って頭を傾けるわたし





「•••キスしていいですか?」





『••••••うん』






ナナミンとの初めてのキスは




すごく、すごく甘くて




なんだか、泣きそうになった




.

自慢→←夢の中



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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 七海建人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すうぷ | 作成日時:2023年9月11日 21時

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