お似合い ページ12
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意味わかんねーけど、腹が立つ
いや
原因は、あいつ、Aだよ
あいつが意味わかんねーこと言い始めてから
むしゃくしゃするんだけど、ふざけんな
「なあ、悟」
「あ？」
「あんた、キレすぎー」
「こらこら、硝子。それは禁句だよ」
「そうなの？だって、昨日の朝からうるせーもん、こいつ」
イライラマックスに加えて
意味わかんねー任務に駆り出されて
心も体も限界を迎えた今日
「とっとと飯食って、女とホテルいく」
「はいはい、何食べたいですか坊ちゃん」
「悟、珍しいね。女の子と遊ぶなんて」
「•••そうでもねーけど」
「ここ最近、めっきり遊んでなかったから、ついに足を洗ったのかなと思ってたよ。心境の変化でもあったのかい？」
「•••忙しかっただけ。別にねーよ」
なんだよ、その顔
腹立つな、前髪
ほんとに、時間なかったんだよ
「女に声かけんのもめんどくせー」
「刺されろー刺されろー」
誰かいたっけ
携帯を見て
アドレス帳を開く
あー•••
名前も顔も全然わかんねーから消したんだった
メールを開いて
適当なアドレスに連絡しようと思ったら
こいつらか
Aの名前しかなくて
あー、うぜー
なんだよ、このポンコツ携帯
「あっれー、Aじゃん」
「それに、七海もいるじゃないか」
「は？」
携帯から視線を上げると
信号待ち
交差点の向かい側で
俺を見て明らかに嫌な顔をする七海と
満面の笑みで手を振るA
「可愛いなー、あんたの妹」
「•••うるせー」
「悟の妹じゃなけれな、声かけてたな私」
「はああ？！やめろよ、マジで。冗談でも言っていいことと悪いことあるだろ？」
「お似合いだな、あの2人。•••あ、青だ」
「硝子。それも禁句だよ」
そんな言葉と共に
俺たちのところにきたAは
硝子とキャキャと楽しくやってる
�爐�似合いだな��
確かに、こいつら同級生だし
この2人がどーなろうと
全然関係ねーんだけど
なんでこんなイラつくんだろ
「七海、Aと買い物かい？」
「ええ。」
「邪魔して悪いね」
「とんでもないです」
何がとんでもないだよ
「この、ムッツリスケベ」
「あなたには言われたくない」
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作者名：すうぷ | 作成日時：2023年9月11日 21時
