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どこか ページ9

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「で、お前はどうなの?」


カフェで話す内容じゃないというか

周りにたくさんの人がいるから

恥ずかしいっていうか


パフェ食べながら考えたけど

やっぱりよく分かんなくて

お家の近くの公園に来た


好きなの?

私のこと?


え、五条くんが、わたしを?

いや、うん、絶対ライク


友達愛

なんなら、家族愛みたいな?


「マジなやつだからな、ふざけた好きじゃねーから。お前のことずっと好きだった」


心まで読めちゃう五条くんにびっくりして

見上げると

お前のことなら何がもわかるわって

優しく笑った顔に

変にドキッとして

五条くんから、距離を取る


「俺のこと嫌い?無理?」

『••••••嫌いじゃないよ、五条くんのこと』

「でも?」

『•••そんな好きとか、急に言われても』

「急ってね、Aだけだよ俺の気持ちに気づいてないの」

『•••そもそも、ななこちゃんは?』


あんなに騒がれてた

名無しのななこちゃん

すっかり忘れてたよ、彼女の存在を


心に決めた人

命よりも大事な人

その子以外考えられない


散々五条くんが、愛の言葉を囁いた相手


そんな彼女がいるのに

私のことを好きとは、なんぞや


もう疑問だらけで

パンクしそうな私の頭を優しく撫でる五条くん


「綺麗な、焦茶色の髪だな」

『へ?』


なんのこと?って

びっくりする私とは裏腹に

何も変わんねーなって

優しく笑って

そのまま私の頬を触った


くすぐったくて

恥ずかしくて

五条くんの甘い眼差しに

どうにかなりそう


「お前のことだよ。名無しのななこちゃん」

『わ、わたし?』

「そう、ずっと前からAが好き」

『•••うそだあ』

「こんな嘘つくかよ。ちゃんとしたとき伝えようとしたのに、お前が俺と距離取ろうとするから」

『だって、』

「とにかく俺はお前が好き。これは、この先ずっと変わることねーし、死んでも変わんねーの」

『死んでも?(笑)なにそれ(笑)』


それって来世でも私たち一緒なの?って

笑う私に

少しびっくりした顔の五条くん


「当たり前じゃん。来世も来来世もお前と俺は一緒にいんの」


その顔が

どこか泣きそうで

なんだか、苦しそう


『五条くん?』

「•••俺たち、運命共同体なんだよ」


この風景、なんだっけ

どこかで見たことある


幸せで、懐かしくて

ちょっぴり胸が苦しくて

でも、すごく温かいの


「お前以外、何もいらねーの。俺とずっと一緒にいてよ。•••今度は絶対守るから」
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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , さしす組   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すうぷ | 作成日時:2024年2月26日 21時

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