やっと ページ32
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恋愛偏差値0の私でも
五条くんが言ったことわかる
いつもどの瞬間も
私のことを大切にしてくれて
私のことを一番にしてくれて
私の気持ちを大事にくれる、五条くん
�爐困辰箸�前のこと待ってるし、無理強いだけは嫌。ただ俺は、Aのこと好きだし大切だから、キスもしたい。イチャイチャしたい。お前としか、そんなことしたくない��
そんなストレートな言葉を
ちゃんと伝えてくれる五条くんは
私のこと
大切にしてくれてて
そしてすごく大人
それに比べて
頷くことしかできない私は
お子ちゃまなんだと思う
そんなお子ちゃまの私は
あの日から
変に緊張して
まともに五条くんの顔を見れないまま
あっという間に
クリスマス当日を迎えた
プレゼントについて
五条くんは
あれっきり何も言わなかった
五条くんなりの優しさだと思ったし
私も恥ずかしくて
話題に触れることもできなくて
マフラーをプレゼントした
これ部屋に帰ったら開けて
って
あげたばかりのマフラーを
嬉しそうに巻く五条くんは
私にプレゼントを渡すと
おでこに軽いキスをして帰ったの
五条くんの後ろ姿は
なんだか寂しそうで
胸がぎゅっと締め付けられた
こんな気持ちは初めてて
モヤモヤしたまま
お部屋に帰って
綺麗なラッピングを開けると
そこには
オープンハートのネックレスと
白色のメッセージカード
ゆっくりとカードを開くと
�爐�前に出会えて、俺は世界一幸せ。生まれ変わっても、一緒にいような��
ありのままの
直球な言葉に、涙が溢れて
涙でぼやける私は
慌てて外に飛び出して
五条くんの後を追いかけた
いつもいつも
私のことばっかりの五条くんに
すごく甘えてた
にかって笑う顔も
少し照れるところも
Aって呼ぶ声も
全部全部大好きで
私には五条くんしかいないし
私も五条くんとしか
そういうことはしたくないって
やっと、気づいたの
ちゃんと伝えなきゃ後悔するって
なんだか、すごく怖かった
もう会えないかもって、すごく怖かった
だから
歩道橋から五条くんが見えた時
涙が止まらなくて
愛おしくてたまらなかった
「五条くんっ！」
周りなんて関係なしに
大きな声で呼ぶ私に気づくと
驚いた顔の五条くんが
慌てて私のところまで走ってきた
『•••すき』
目の前にいる五条くんが
好きで好きでたまらなかった
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作者名：すうぷ | 作成日時：2024年2月26日 21時
