生まれ変わっても【五条悟】 (ページ28)

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隣ページ28

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『もし、私が来世で悟くんのこと忘れてたらどうする？』

「んー、考えてもいなかったけど、別に関係ないよそんなの」

『そう？』

「また僕はAことを、絶対好きになるし。Aに惚れてもらうために、めちゃくちゃアプローチするよ」

『本当に？もういいや、ってならない？』

「僕の奥さんは、本当可愛いんだから〜♡前世の記憶とか関係ないよ。問題なし！目の前にいるAを全力で愛して、また来世でも一緒にいようねって約束するくらい、ラブラブでいる未来しか僕らにはないよ」

『もし、悟くんが私のこと忘れてても、私のこと好きになってもらうために、私もアプローチする！』

「安心して。お前のこと忘れても。Aが僕のこと忘れてても、僕は絶対Aのこと好きになるし、A以外ありえないから。僕の隣は、Aって決まってるんだよ」

『うん、私も。私の隣は、絶対悟くん』

前世の記憶が

ぶわーって蘇った

目の前のAは

少し困惑しながら

大丈夫？って

俺の顔を覗き込んでて

まさかこんな来世が待ってるなんて

あの時の俺は思わなかっただろうけど

やっぱり、前世の俺の言うとおり

今世でも、しっかりAしか愛せねえし

こいつしか、見えてねぇわ

「•••別に前世とか関係ねえーよ。俺はお前が好き」

『•••五条くん、』

「•••Aのことがすげぇ好きだし、結婚したいくらい大切だし、A以外ありえねえし」

『•••うん、』

「•••だからさ、あんまり気にすんなよ。その声が俺でも、ただの夢だろ、きっと。目の前の俺のことだけ見てろよ、ばーか」

みてるよって

困った顔で笑うAだけど

ごめんねって

眉を下げて笑うAは

さっきより

少し元気に見える

『•••五条くん、ありがとう』

「•••もしその夢見たときは、俺にラインな。夜中でもいいから。お前どーせ寝れないんだろ、夢見たあと」

『•••まあ、うん、』

「お前が寝るまで子守唄歌ってやる」

『なにそれ(笑)』

ケラケラ笑うAは

五条くんの子守唄聞きたいから電話するって

俺の顔見ながら笑ってて

元気になってよかったって安心した

『•••五条くんのこと、好きになってよかった』

「はあ？今更？」

『私の隣はここだよって言われてる気がして。その通りかも。私の隣は絶対五条くんだ』

ふわりと笑うAに

なんか、すげー泣きそうになった

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