生まれ変わっても【五条悟】 (ページ26)

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俺のページ26

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週が明けて、月曜日

ドキドキしながら

お家の玄関を開けると

「•••はよ」

•••くそう、かっこいい

へなちょこの私が隣に並ぶの

今更だけど、緊張しちゃうな

『•••ごめん、昨日寝ちゃってた』

「Aって夜更かしできねーよな」

『10時過ぎると眠くなっちゃう』

「赤ちゃんかよ(笑)」

話してる内容は

いつもと変わらないけど

私たち付き合ってるんだ

うわあ、すごい

なんか、すごいよこれ

私の日常に

当たり前に五条くんが、いる

うん、すごく幸せ

昨日だって

何時間も電話してて

会った方が早くない？って

笑っちゃった私に

「•••会いに行っていいわけ？」

珍しく

真面目なトーンの五条くん

『もちろん、大丈夫だよ？』

「•••昨日付き合ったばっかだし。傑にがっつき過ぎんなって。だから俺、すげー会いたいけど、まじ我慢してた」

『•••五条くん』

「•••今から行っていい？」

『•••うん、待ってる』

「すぐ行くわ。」

宣言通り

20分もしないうちに来た五条くんは

私を見るなり

ぎゅって抱きしめたの

「好き、まじ好き。可愛くてたまんない。Aが好きすぎて、重症って傑に言われるくらい好き。•••お前が彼女って夢みたいで、現実味が湧かねぇわ、まじで」

『•••本当に彼女だよ』

「•••うん。俺から絶対離れんなよ」

ゆっくり見上げると

優しく笑う五条くんと目があって

はあ、すごく幸せって

たまらなく五条くんが愛おしくなった

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「悟、A、おはよう。」

「傑、こいつ俺の彼女！」

「電話でも聞いたよ(笑)」

「はあーまじ幸せ。全国民に報告したいわ」

改めて

〝彼女〟って言われると

何だか照れちゃって

まともに

夏油くんの顔も見れなくなる私

「私のAが、五条に取られんのか」

「最初から俺のだわ」

「おめでとう、A」

『へへへ、ありがとう夏油くん』

「おい、ちけーよ！傑！」

「バカップル。教室でいちゃつくな」

「俺らバカップルだって」

何だか懐かしい気がした

4人で話すこの内容

なんだろう、この記憶

どこかで、前も

古い校舎で

みんな黒色の制服着てて

今みたいに

ケラケラ笑い合ってるの

「A？どうした？」

目の前に見える

青くて綺麗な瞳

〝俺が絶対守るから〟

〝僕たちの赤ちゃん、楽しみだね〟

〝A。お願い僕を置いてかないで〟

夢の中の声と

目の前にいる五条くんの声が、リンクしたんだ
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