生まれ変わっても【五条悟】 (ページ25)

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やっとページ25

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やっぱりちょっと待ってて！って

バックも携帯も置いて

家までダッシュしたA

は？って驚く俺は

意味もわからず呆然としてると

ごめんお待たせって

戻ってきたAの手には

チョコレートケーキが並んでた

『私のママ、お菓子作り得意でしょ？だから、昨日教えてもらったの』

蝋燭に火をつけながら

どこか楽しそうに

そんな話をするA

『じゃ、火を消すときにお願い事してね。叶うって言われてるんだよ』

「•••消していい？」

『うん。•••お誕生日おめでとう、五条くん』

ふわりと笑うAが

たまらなく愛おしくて。

〝悟くん、〟

って

幸せそうに笑ってた

前世のAと重なり合った

「•••Aが世界一幸せでありますように」

『•••五条くん』

「•••Aと一生一緒にいれますように」

『•••欲張り。二つもしてる』

「•••また来世でも、お前と出会えますように」

ふうって蝋燭を消すと

涙を目にいっぱい浮かべて

すげー優しく笑うAと目があった

『•••すき』

「•••A」

『•••五条くんのことだいすき』

気がつけば腕の中にAのこと抱きしめて

もう一ミリも離れないように

ぎゅって強く抱きしめた

「•••俺の方がすきだわ」

『•••ごめんね、いっぱい待たせて』

「•••いいよ、Aが俺のものになってくれたから」

『•••うん、』

「•••今日からAはずっと俺のもの」

恥ずかしいねって

俺を見上げて笑うA

はあ、かわいい

すげー幸せ

あー、まじでたまんねーよ

「夢じゃないよな？」

『現実だよ、』

「うわ、まじ幸せ」

あんなに夢であってほしいって

願った過去

今では

夢なら覚めないでほしいって

思うほどすげー幸せで

泣きそうになる

「俺のこと置いてったら、末代まで呪うからな」

『•••うわあ。こわい。置いていくって、別れるってこと？』

「ちょ、！付き合ったばっかなのに、別れ話すんなよ！」

『だって、五条くんが』

「別れることなんてねーよ、絶対な。お前のこと嫌いになることも、絶対ねぇから」

『•••うん、』

「•••俺がずっとずっと守るし、絶対幸せにしてやるからさ」

『•••うん』

「•••俺の隣にずっといろよ」

叶うなら

お前が死ぬ1秒前に死んで

お前が生まれ変わる、1秒後に生まれ変わりたい

だって

Aがいない世界なんて考えたくもねぇから

「•••やっと俺のもん」
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