僕の奥さん ページ1
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僕には
大好きでたまらない奥さんがいるんだ
焦茶色の綺麗な髪の毛に
汚れを知らない、まっすぐな瞳
ピンク色をした小さな唇に
ふわふわしたほっぺ
どこか飛んでいきそうなほど
華奢な体
ふわりと優しく笑ったり
ケラケラ涙が出るほど笑ったり
ドラマを見て号泣したり
人のために優しい涙を流したり
少し天然で
ドジっ子で
でもちょっぴり頑固ちゃん
すぐ人のことを信じちゃうお人好しだけど
友達思いで
誰よりも心優しい
後輩が死にかけたときも
クラスメイトが離反しかけた時も
みんなの前では
明るく振る舞って
周りを励まして
誰にも気づかれない場所で
声を押し殺して泣くAは
誰よりも優しくて
そして、誰よりも強かった
いつもみんなに慕われて
僕には勿体無いくらい
可愛くてたまらない奥さん
名家のお嬢様だから
どこか抜けてるところもあるけど
それがたまらなく愛おしい
入学式で一目惚れした僕と
そんなことに
全く気づいてない、鈍感なA
それはもう
振り向いてもらうために必死だったんだよ、僕
「•••付き合え」
『•••どこに？』
「はああああ？！」
「くくくっ(笑)悟、どんまい(笑)」
「ナイスだな、A」
楽しくてたまんなかった
みんなの中心にいるAを
ただ見つめるのも
たまらなく幸せだった
だから
猛アタックの末
やっっっと
卒業間近で付き合えた時は
天にも昇る気持ちだったし
命よりも大事なAを
一生守るって誓った
「あんなクズより、いいやつはたくさんいるぞ」
「悟のことを、扱えるのはAだけだけどね(笑)」
「捕まったら最後です。五条さんからは逃げられませんね」
「純愛っすね！最高っす！」
「灰原、純愛じゃないよ。狂愛だよ、あいつの場合」
『ふふふ(笑)みんな、ありがとう。でもね、悟くんとなら、どんな未来も、幸せなんだ』
ふわりと笑うAが
本当に大好きで
たまらなく、幸せで
ああ、僕がこの幸せ絶対守ってみせるって
僕が、Aとの未来絶対幸せにするって
Aのためならなんでもできる気がしたんだ
この地球上の中で
だれよりもだいすきだから
Aが、ただそこにいるだけでいいって
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作者名：すうぷ | 作成日時：2024年2月26日 21時
