第78夜 ページ39
「何よぉ、まだやる気なのあの化け物。じゃあ、私が相手になるわよぉ」
「お気をつけくださいね、姫君」
「大丈夫、任せてぇ。あなたは治療をお願いねぇ」
そう言ってその姫君は頭にある簪(かんざし)を取り出した。
「悲哀と隔絶の精霊よ、汝と汝の眷属に命ず、我が魔力を糧として我が意志に大いなる力を与えよ!!
出でよ、ヴィネア!!」
すると姫君の周りには水が走り出した。
「行っくわよぉ!!」
「あれは"ジンの金属器"使いか!!!」
姫君が構えたとき、ウーゴくんはその姫君に向かって手を出す。
姫君はその手から身を守ろうと水を自分の周りに張った。
「熱っ…熱魔法…水の膜がなかったら危なかった……。せっかく集めた私の水が、蒸発しちゃうじゃない!!この死に損ないがあああああ!!!」
すると姫君の簪に水が収束され、簪は姿を変えた。
「な…なんだあれ…!!?」
その姿は巨大な剣を現していた。
そしてその剣をウーゴくん目掛けて突き刺す。
「！！！」
「ウーゴくん!!!!」
アラジンの叫び声が響く。
その瞬間、大きな光がそこにいる全員の目を眩ませた。
そして目がなれてきたころ、あるところが変わっていた。
「───!? どこよ！あの化け物は!!」
なんとそこにいたはずのウーゴくんの姿は無くなっていたのだ。
「ウーゴくん…？」
アラジンはぽつりと言葉を溢す。
ウーゴくんはいったいどこに消えてしまったんだ!?
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舞 - とても面白いです。原作でもこのストーリーがあればいいのにと思うくらいです。続きが見たいので頑張って下さい(^O^) (2014年5月29日 12時) (
レス) id: c9be75eeff (このIDを非表示/違反報告)
遙コノハ(プロフ) - ゆづもさん» お疲れ様！！ (2013年3月2日 17時) (レス) id: 3bae9c9dcb (このIDを非表示/違反報告)
ゆづも(プロフ) - 遙コノハさん» おひさー！私もテストやらなんやらようやく終わったよー！ (2013年3月2日 16時) (携帯から) (レス) id: 3a6f61d3e7 (このIDを非表示/違反報告)
遙コノハ(プロフ) - お久しぶり・・・かな？テスト勉強やらで、なかなか来れなかったんだよ〜〜＞＜見ない間に話し進んでてビックリしたわ。 (2013年2月27日 14時) (レス) id: 3bae9c9dcb (このIDを非表示/違反報告)
ゆづも(プロフ) - ゆるさま。さん» ありがとうございます！これからもよかったら読んで下さい！ (2013年2月24日 18時) (携帯から) (レス) id: 3a6f61d3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづも | 作成日時：2013年1月17日 18時
