第42夜 ページ3
「よく食べますね」
「そうかな…？」
お世辞でも豪華とは言えない食堂で食事をとるわたしと少年。
今までとてもいい食材を使ったご馳走を食べてきたのでそれよりも劣るが、ここも普通に美味しい。
ちなみにこの食事はこの少年のおごりだ。
「いや、ほんとお金もなくてごめんなさい。今度お礼をするんで！」
「いえ！結構ですよ！えっと……」
「あ、まだ名前言ってなかったね。わたしはAって言います」
「俺はアリババっていいます。よろしく、Aさん」
「そんな堅苦しくなくていいよ。普通に呼び捨てでいいよ」
「そっか、うん。よろしくA」
「こちらこそ」
軽く挨拶は済んだのでまた食事に手をつける。
するとアリババくんが話しかけてきた。
「もしかしてAはスラムにいたの？」
「スラム？なにそれ」
スラムってあれか、貧困層の居住地域的なやつのことかな。
「いや、違うならいいんだ」
「そう？……あ」
「？ どうしたA？」
食事でお腹を膨らませてから重大なことを思い出す。
「ねぇアリババくん。お願いというか、頼みたいことがあるんだけど……」
「？ なに、頼みたいことって」
きょとんとするアリババくん。
わたしはパンッと手を合わせる。
「今夜泊めてもらえない？」
「はあああ！？」
アリババくんはとてつもなく顔を赤くして叫んだ。
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舞 - とても面白いです。原作でもこのストーリーがあればいいのにと思うくらいです。続きが見たいので頑張って下さい(^O^) (2014年5月29日 12時) (
レス) id: c9be75eeff (このIDを非表示/違反報告)
遙コノハ(プロフ) - ゆづもさん» お疲れ様！！ (2013年3月2日 17時) (レス) id: 3bae9c9dcb (このIDを非表示/違反報告)
ゆづも(プロフ) - 遙コノハさん» おひさー！私もテストやらなんやらようやく終わったよー！ (2013年3月2日 16時) (携帯から) (レス) id: 3a6f61d3e7 (このIDを非表示/違反報告)
遙コノハ(プロフ) - お久しぶり・・・かな？テスト勉強やらで、なかなか来れなかったんだよ〜〜＞＜見ない間に話し進んでてビックリしたわ。 (2013年2月27日 14時) (レス) id: 3bae9c9dcb (このIDを非表示/違反報告)
ゆづも(プロフ) - ゆるさま。さん» ありがとうございます！これからもよかったら読んで下さい！ (2013年2月24日 18時) (携帯から) (レス) id: 3a6f61d3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづも | 作成日時：2013年1月17日 18時
