第52夜 ページ13
わたしはアリババくんと話をするために、アリババくんの部屋に来た。
夜に来るのはなんだか気が引けるというか申し訳ないかんじがするけど仕方ない。
わたしは部屋のドアをノックしようとしたが、部屋の中から話し声が聞こえた。
「？ 誰かいるのかな？」
普通は勝手に入るのは駄目だが、わたしはそんなことを気にせずにアリババくんの部屋にノックをして入る。
「アリババくん、ちょっと話があるんだけど……」
「！ A!!」
「あなたはたしか…」
そこにはアリババくんだけでなく、昨夜見たカシムの黒縛霧刀でも動いていた怪力の少女がいた。
まさか…！
「夜這……」
「違うから！Aまでそんなこと言わないでくれ!!」
アリババくんはわたしの言おうとしたことを遮った。
するとその少女はわたしを見て呟いた。
「あなたはもしかして、シンドバッドさんが言ってた…」
「え？シンドバッドさん…!?」
わたしは少女の呟きに反応すると、その少女はこちらに向かってくる。
「シンドバッドさんたちが探していましたので、あなたも連れていきます」
「えぇ!?」
そしてわたしはいきなり少女に担がれた。
わたしより小さい少女がわたしを軽々と持ち上げるのにわたしもアリババくんも驚いた。(アリババは別の意味でだが)
「あと、アリババさんも」
「ついで!?」
年頃の男女を簡単に持ち上げて、少女は窓から外に出る。
「あなたをアラジンの元へ、連れていきます！」
「イヤアアアアア!!」
「うそおおおおお!?」
ぴょんと飛び降りる少女に担がれるわたしとアリババくんはとてつもない叫び声をあげたのだった。
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舞 - とても面白いです。原作でもこのストーリーがあればいいのにと思うくらいです。続きが見たいので頑張って下さい(^O^) (2014年5月29日 12時) (
レス) id: c9be75eeff (このIDを非表示/違反報告)
遙コノハ(プロフ) - ゆづもさん» お疲れ様！！ (2013年3月2日 17時) (レス) id: 3bae9c9dcb (このIDを非表示/違反報告)
ゆづも(プロフ) - 遙コノハさん» おひさー！私もテストやらなんやらようやく終わったよー！ (2013年3月2日 16時) (携帯から) (レス) id: 3a6f61d3e7 (このIDを非表示/違反報告)
遙コノハ(プロフ) - お久しぶり・・・かな？テスト勉強やらで、なかなか来れなかったんだよ〜〜＞＜見ない間に話し進んでてビックリしたわ。 (2013年2月27日 14時) (レス) id: 3bae9c9dcb (このIDを非表示/違反報告)
ゆづも(プロフ) - ゆるさま。さん» ありがとうございます！これからもよかったら読んで下さい！ (2013年2月24日 18時) (携帯から) (レス) id: 3a6f61d3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづも | 作成日時：2013年1月17日 18時
