二度目の初恋【増田俊樹】

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宏太朗くん達と別れて増田先輩と一緒に夜道を歩いた
緊張で何も話せずただひたすらに隣を歩いてるだけだけどそれだけでも嬉しいと思ってしまう自分がいた




増田「…あのさ」

貴方「は、はいっ」

増田「俺のファンだったって嘘でしょ？」

貴方「！」




突然の図星に驚いて顔を向けると「やっぱり」といった顔を向けられまた俯いた




貴方「すみません…嘘ついて…」

増田「ううん、俺がAちゃんの事覚えてないのが悪いから」

貴方「違います！本当に私が一方的に増田先輩の事を知ってただけですから！」

増田「増田先輩？」

貴方「あっ…」

増田「もしかして後輩だった？」

貴方「…はい」




もう誤魔化せないと判断してしぶしぶ私と増田先輩の関係を話した




貴方「高校の時…増田先輩の2学年下でした」

増田「なるほど、通りで…」

貴方「階段から足を踏み外して落ちそうになった時増田先輩が支えてくれたんです。けど名前とか伝えてないしそれ以降も話す事は無かったので増田先輩が私の事覚えてなくても仕方ないんです！だから本当に気にしないで下さい！」




なんとなく告白の事は言えなかった。
もしそれすらも忘れられていたら二度振られたような気がして怖かった

伝え終わり俯いていると頭に温もりを感じた
顔を上げると増田先輩が私の頭に手を置いていて何度も見たあの笑顔を私に向けてくれていた




増田「そっか！まさか後輩だったとは！」

貴方「っ…」

増田「蜂谷Aちゃんだよね？はい覚えた！もう絶対忘れないよ」




そう言って優しく微笑む増田先輩に心臓が握りつぶされた
あの時と一緒だ。私はこの優しい笑顔を見て好きになったんだ




増田「改めてよろしくね！」

貴方「はい…！」




誰にでも分け隔てなく優しくていつも皆の中心にいて人を魅了してしまう増田先輩。
そんな彼に私は今日もう一度恋をしてしまった




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大変お待たせ致しました！
沢山のリクエストありがとうございます🙏🏻´-

前回は消してしまいましたが今回はどんなに荒らしが来ようと消しません֊ ̫ ֊
全て無視します！！


それでは『二度目の初恋』をどうぞよろしくお願いします🫶🏻


評価やハートもぜひ🤍🌟



はっとり




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