第109夜 ページ10
シンドリア王国は海のなかにある小さな島なので、この国ではよく南海生物が出現する。
それによりたくさんの被害や国民たちに恐怖感を与えてしまうため、シンドバッドさんはこれをパフォーマンスとして国民や観光客たちを楽しませることにした。
南海生物をどうパフォーマンスとするかというと、
「な、何!?あの化け物は…」
アリババくんとモルジアナと一緒に街に出る。
そこには巨大な怪物のようなものがいた。
するとアラジンとも合流した。
「誰も逃げないなんて…。今からなにかあるの？」
わたしの疑問にはすぐ答えが出た。
「来たぞ!!我らが王と、"八人将"たちが!!」
「！！」
そしてそこに現れたのは、シンドバッドさんと八人の部下たちだった。
「今日の獲物はお前の剣で仕留めろ、シャルルカン!!」
「仰せのままに、王よ！」
勢いよく出てきたのはシャルルカンさんだ。
シャルルカンさんは巨大な生物相手に自慢の剣捌きを披露した。
「すごい、一撃で首を！」
シャルルカンさんの剣は鞭のように滑らかに巨大な生物を捌いていく。
そして最後には巨大な生物を盛り付けた。
愛想良く国民の人たちに笑顔を振り撒くシャルルカンさんを見てわたしは感無量だった。
「たった数秒であの大きさの生き物を捌くなんて…」
「A、どうだった？俺の剣捌き！惚れ直したか？」
「……違いますよ」
危ない、見惚れてしまった。
そのことはわたしの胸だけに秘めておこう。
「なんなら本当に惚れてもいいんだぜ？」
「…ちょっと！アンタ、Aに近づかないでくれる？」
「ああ!?いつAがお前のモノになったんだよ」
するとそこにヤムライハさんが来た。
またいつものケンカが始まってしまった。
しかも二人の間でだなんて、これ以上にない特等席だ(嫌な意味で)。
その後、シンドバッドさんの仲裁が入り、アリババくんの新しい師匠としてシャルルカンさんが紹介された。
シャルルカンさんやヤムライハさんが師匠だなんて、アリババくんもアラジンも恵まれていると思う。
そして、今日は盛大な宴、"謝肉宴(ﾏﾊﾗｶﾞｰﾝ)"が始まろうとしていた。
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リオン - 更新頑張ってください。白龍にものすごいイラつきます。 (2014年3月27日 16時) (
レス) id: 05f7c9a81e (このIDを非表示/違反報告)
マリオ猫 - いつも、楽しんで見させてもらっています、頑張ってください。 (2014年3月26日 11時) (レス) id: 5341ad8bcb (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 更新頑張ってください！！応援してます(>∀<)/ (2014年3月25日 16時) (レス) id: d067e201be (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 応援してます。 (2014年3月25日 14時) (レス) id: 4acf52a743 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - この小説って誰落ちになるんですか？？ (2014年3月25日 11時) (レス) id: 032c5536ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづも | 作成日時：2013年8月3日 19時
