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第111夜 ページ12

アラジンたちと食事していたのだがトイレに行ってくる、と言ってはぐれたのがいけなかった。




「あれ?みんなどこだろ…」



また迷子になってしまった。

わたしって迷子の素質あるのかな。



「なんかこの感じ前もあったな」



あの時はいたけどさすがに今日はいるはずがないか。



「ジュダル、元気にしてるかな…」



なんとなくジュダルが心配になる。

ああ見えて根は優しい……、と思う。たぶん。

腹パンされたりしたけどね。


そんな中オロオロと回りを見回しているといきなり腕を掴まれた。



「ひゃっ!」


「うわっ、ごめんA!」

「アリババくん…?」



いきなりわたしの腕を掴んできたのはアリババくんだった。



「Aが遅くて探しに来たんだよ。一緒に戻ろうぜ」

「うん、ありがとう。アリババくん」



おう、そう言うアリババくんはわたしの手を離してくれなかった。



「アリババくん?」

「Aは危ないから手繋いでやるよ」

「そんなに危なっかしいですか……」

「それにアラジンとモルジアナが言ってたからな。Aさんはすぐにいなくなるーって。そういやバルバッドに来たときだって迷子だったじゃねぇか」



お前は迷子のスペシャリストだな、なんてそんな称号嬉しくないよ。



「ほらいくぞ」

「……わたしアリババくんより年上なのにアリババくんのほうがしっかりしてるね」

「Aがしっかりしてないだけなんじゃねーの?」

「なにをー!」




.

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リオン - 更新頑張ってください。白龍にものすごいイラつきます。 (2014年3月27日 16時) (レス) id: 05f7c9a81e (このIDを非表示/違反報告)
マリオ猫 - いつも、楽しんで見させてもらっています、頑張ってください。 (2014年3月26日 11時) (レス) id: 5341ad8bcb (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 更新頑張ってください!!応援してます(>∀<)/ (2014年3月25日 16時) (レス) id: d067e201be (このIDを非表示/違反報告)
- 応援してます。 (2014年3月25日 14時) (レス) id: 4acf52a743 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - この小説って誰落ちになるんですか?? (2014年3月25日 11時) (レス) id: 032c5536ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆづも | 作成日時:2013年8月3日 19時

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