１９７：ＪＢ ページ47
…
……なんだ、撮るのかよ…
リアヌナが置いていったビデオカメラ。
ちょっと欲が出そうになると
必ずこうやって何かに止められる。
『呼んでくるから、ここで待ってて』
君をテラスに待たせて
客室フロアへ。
『あ、ジェボムひょーん』
『もうみんな廊下に揃ってる(笑)』
『おはよー(笑)』
メンバー達のことは
マネヒョンが先に来て起こしていたらしい。
『ひょー！高そうなビュッフェですね！』
『食べ物はちゃんと選ぶんだぞ。──…』
せめて一人で迎えに行きたくて、
俺はこっそりとレストランから抜け出した。
♪
エレベーターが開くと
すぐに広がる解放感たっぷりのテラス。
意外に穴場なのか
あれからテラスに人が増えた様子は無く、
夜景が見渡せる柵の所に
見慣れた横顔が居るだけだった。
君は柵に寄り掛かって
広がる景色を眺めてる。
邪魔しちゃかわいそうだけど
ビュッフェの時間もギリギリだ。
『──あ、ちなみに、いま実はね、マレーシアに居るの(笑)』
近づいてみると、
カメラを柵に置いて何やら話してる。
……密着カメラ、か
俺は近づきながら
『Aー、メシ行くぞー』
君を呼んだ。
……そんなに驚くか(笑)
すると君は肩をビクッとさせて
分かりやすく反応。
声を出さずに笑っていると
『……ごめん、切るね。また帰ったら連絡する』
……え、あ、電話してたのか
見えなかった側の手に、
なんとケータイが握られていて
君は急いで電話を切った。
『ごめん。電話してると思わなくて』
『ううん。大丈夫。行こっか！』
だけど
邪魔をしたわけではなかったらしい。
『友達？』
『うん。最近、久しぶりに会えた人なの』
楽しそうな顔でそう答えると
エレベーターの表示を見上げた君。
『ん、そっか』
その横顔を見て
俺も自然と笑顔になる。
……戻ったな
君がこうして友達と連絡を取るのも
半年前は皆無だったから。
自分の身体はどうなっても良いってくらい
練習と仕事に没頭していた半年前は。
『え？！キャンディー？！』
『え！！Aヌナがなんで？！』
君を連れて戻ってくると
メンバー達は期待通りの驚きを見せてくれた。
練習生達と同じく
安心した、って胸を撫で下ろす。
『ならばＪＢ、主役、チェンジ』
『そう来ると思った(笑)』
そしてジェクスナを皮切りに
いつもの騒がしさになった。
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麦茶(プロフ) - 蘭さん» JBのファンの方に受け入れて頂き、とても嬉しいです(ToT) 場面が進んで、少しスピードを上げられそうです！ また推敲スランプになるまではテンポ良くの更新頑張ります！！ (2016年6月18日 19時) (
レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - スランプ中なのですね＞＜私自身じぇぼむペンだったものですからとても嬉しく微笑ましい内容でスラスラと読み進めてきました^^あまり深く考え込まないといいのですが＞＜また最初から読み返して更新待っていますね(^^) (2016年6月10日 3時) (レス) id: ab4b941453 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！ 更新が遅くて本当に申し訳ありません(T-T) 推敲スランプ中ですが、蘭さんのお言葉を励みに頑張ります！！ (2016年6月8日 19時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 初めまして！実は楽しく読ませていただいておりました！お忙しい中大変だとは思いますが今後も楽しみにしておりますのでまた更新待っています^^ (2016年6月7日 17時) (レス) id: ab4b941453 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - つさん» 優しいお言葉ありがとうございます(T-T) (2016年4月2日 20時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶 | 作成日時：2015年7月17日 17時
