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…
メッセージに
なかなか既読は付かない。
……着いたらすぐ撮影だっけ…
もしかしたら君たちに会えるかもって
私は心が踊っていた。
私の方の現場と近いかは分からないけど
海外で仲間達に会えるなんて
そんなワクワクする話は無いから。
『はい、Aちゃん、次のお仕事です』
搭乗待ちになると
オンニから手渡されたのはタブレット端末。
……？
普段から使ってる物だから
手に取るとさっとパスワードを入力した。
［Music Drama : A 〜 wallflower 〜 ］
……え…？
画面全体に表示された真っ白の真ん中に
シンプルな黒い文字。
『……これって…』
私はこれを
見たことがある。
……GOT7の、…だよね…？
君からのメッセージに添付されていた
台本の表紙。
……ぇ…まさか…
『一人体調不良で降板したの』
………降板……
プレッシャーに負けてしまわないか
心配していた矢先だった。
……それも、前日に…
彼女が今感じているであろう悔しさが
私には痛いほど分かる。
“……え…、……じゃぁ…私、は……？”
“本当に残念だが、今回はこの5人でいく”
『…またすぐに来るよね…？』
『ん？』
『あの子に、また同じチャンス』
分かってるから
手放しでは喜べなかった。
『来ないよ。だってもう、あの子はこの仕事を逃したんだから』
だけどオンニは
平然とそう言う。
……そう、だよね…
私には
酷いとは思えないその言葉。
同じチャンスは２度と来ない。
私はそれも
ずっと前から知っている事だから。
『…だよね…』
でも
呆然と画面を見つめていると
『…でもね、違うチャンスは来るよ──』
オンニの声が
ニヤリと続けた。
『私達みたいに、諦め悪ければ、…ね』
……！
隣と目を合わせれば
眉をクイｯと上げて自信たっぷりの笑顔。
私達がその証拠でしょ？って
そう言ってるみたいだった。
『それよりまず自分の心配しなさい。台詞少ないけど、結構難しそうよ』
『ん！真面目モード入ります！──』
それからはフライトの間も
台本を読みながら役作り。
後輩の為にも気合いが入った。
マレーシアに到着したのは9時間後。
『さ、準備は良い？』
あとはダメ出しを待つのみ。
『はい！』
『ん、じゃ、行くよ！』
タクシーを拾うと
ホテルに向かった。
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麦茶(プロフ) - 蘭さん» JBのファンの方に受け入れて頂き、とても嬉しいです(ToT) 場面が進んで、少しスピードを上げられそうです！ また推敲スランプになるまではテンポ良くの更新頑張ります！！ (2016年6月18日 19時) (
レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - スランプ中なのですね＞＜私自身じぇぼむペンだったものですからとても嬉しく微笑ましい内容でスラスラと読み進めてきました^^あまり深く考え込まないといいのですが＞＜また最初から読み返して更新待っていますね(^^) (2016年6月10日 3時) (レス) id: ab4b941453 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！ 更新が遅くて本当に申し訳ありません(T-T) 推敲スランプ中ですが、蘭さんのお言葉を励みに頑張ります！！ (2016年6月8日 19時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 初めまして！実は楽しく読ませていただいておりました！お忙しい中大変だとは思いますが今後も楽しみにしておりますのでまた更新待っています^^ (2016年6月7日 17時) (レス) id: ab4b941453 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - つさん» 優しいお言葉ありがとうございます(T-T) (2016年4月2日 20時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶 | 作成日時：2015年7月17日 17時
