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…
『…もしもし。はい。どうしました？──』
撮影三日目。
日曜の夜。
明日一杯までだったはずの撮影は
大きく変更して今日で全て撮り終えた。
プロデューサーさんが直感的な人で
良い景色や空に出会すと
すぐにロケ地も撮影時間も変更。
最初は戸惑ったけど
本当に奇跡的な素晴らしい写真がいっぱいで、
世に出るのがとても楽しみだった。
『酔っ払いは早く部屋に返してきてー！(笑)』
そして今は
ホテルの屋上階でガーデンパーティー中。
現地クルーとも合同でとても楽しい。
……どうしたんだろ？
そんな中、リアオンニは輪から外れて
ケータイ片手にパソコンを見つめていた。
『Aちゃんもう一回かんぱぁーい！！』
『こら！酔っ払いは絡まないの！！』
話し掛けて貰えるから
そこまで緊張はしていないけど
オンニが居ないと少し心細い。
『さ！今日は一旦お開きで！お疲れ様でしたー！！二次会行く人ー！』
結局、輪の中に戻ってきたのは
パーティーの終わりだった。
『オンニ、何かあったの？』
部屋に戻ってもパソコンに向かっていて
話し掛ける隙が出来たのは
私が寝る支度を整えた頃。
『明日、仕事入ったからシドニー観光は無しね。8時にチェックアウトするから』
……え！！！！
『んな不細工な顔してないで荷物纏めて早く寝なさい。私、ちょっと出掛けてくるから』
そしてそれだけ言うと
鞄を持って出掛けてしまった。
私は不細工な顔のままベッドに倒れ込み
ベッドサイドのテーブルに積まれた
観光ガイドブックを見つめる。
……そんなぁ…
チェックアウトってことは
明日帰国なのかもしれない。
お土産だってまだ買ってないのに
テンション下がりまくりだった。
……まだ乗った頃かぁ…
ケータイを点けても
君からの返信はないし。
……はぁーぁ…
少しお酒を飲んだのもあって
そのまま瞼は重くなった。
翌朝。
『チェックアウトするって言ったよね』
『ごめんってばぁー』
荷造りせず寝てしまって
慌ただしくホテルを出ると
まっすぐ空港に向かった。
やっぱり帰国なのかと
肩を落としながらチケットを受け取る。
……ん…？
………えっ……！！！
『……オンニ、これ…！！』
『二日間マレーシアで撮影ね。急だけど。……あ、ごめん電話──』
でも私は
やっぱり単純だ。
すぐにケータイを取り出した。
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麦茶(プロフ) - 蘭さん» JBのファンの方に受け入れて頂き、とても嬉しいです(ToT) 場面が進んで、少しスピードを上げられそうです！ また推敲スランプになるまではテンポ良くの更新頑張ります！！ (2016年6月18日 19時) (
レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - スランプ中なのですね＞＜私自身じぇぼむペンだったものですからとても嬉しく微笑ましい内容でスラスラと読み進めてきました^^あまり深く考え込まないといいのですが＞＜また最初から読み返して更新待っていますね(^^) (2016年6月10日 3時) (レス) id: ab4b941453 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！ 更新が遅くて本当に申し訳ありません(T-T) 推敲スランプ中ですが、蘭さんのお言葉を励みに頑張ります！！ (2016年6月8日 19時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 初めまして！実は楽しく読ませていただいておりました！お忙しい中大変だとは思いますが今後も楽しみにしておりますのでまた更新待っています^^ (2016年6月7日 17時) (レス) id: ab4b941453 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - つさん» 優しいお言葉ありがとうございます(T-T) (2016年4月2日 20時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶 | 作成日時：2015年7月17日 17時
