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…
『その反応からすると、憧れの"女性"ってことだね？僕らはてっきり男かと思ったのに(笑)』
慌てた様子のマンネ君に
ＭＣ二人はワクワクしたように声を掛ける。
『…！…あ、いや…あの…』
彼はそこから助けて欲しそうに
またマネージャーさんを見た。
でもそれも無駄ですよと言うように
『許可は出てるよ(笑)』
ＭＣがニタニタしながら言うと
"そんな…"って声が聞こえてきそうな表情で
マンネ君は頭を抱えた。
その姿がヨンジェに重なって
私はカンペに隠れながら、
不謹慎にもクスッと笑ってしまった。
少し楽しみ過ぎてるのか
視聴者目線で目の前の出来事を見てる。
『ーーでは！ ジョングク君の憧れの人は…！』
…？
…え…なんて？…
『君とは気が合いそうだよ黄金マンネ！！』
そっとカンペの陰から顔を出すと
パネルに焦点を合わせる。
…うそ…
そこには紛れもなく私の名前。
こんな風に公表されたのは初めてで
少しポカンとする。
でも落としそうになったカンペが
私を引き戻した。
…あ、これも伏線なのか…！
後でネタバレした時の
"あれもだったのか！！"って反応のための布石。
それに気付くと、また視聴者目線に戻った。
『ねー、そろそろ元気になろうよ(笑)』
そのまま視線をマンネ君に移すと
彼は軽く放心状態。
名前を出して貰えてとても嬉しいけど
本人は言いたくなかったみたい。
その理由は分かってるから
申し訳なく思った。
…悪役の常連だもんね…
この企画の為に公開されちゃったのかと思うと
本当に申し訳ない。
『…そうです。中学の頃からずっと憧れの人です。…A先輩は…』
半分やっつけになってて
心配になってきた。
『ジョングギ、もう言ったら？』
隣に座るリーダーが
マンネ君の肩に手を置いて言う。
私は反射的にカンペに目を落とした。
『…うん』
せめて私は聞かない方が良いだろうから。
『…ふぅ…』
台本も取り出してそっちに集中…
しようとした時だった。
……………え………？
『ーーそしたら、出世払いでいいってーー』
……へ…？
頭が付いていかない。
だけど
勇気を振り絞って言うあの姿には
『それからずっと、憧れの人なんです』
見覚えがあった。
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麦茶(プロフ) - 326さん» コメントありがとうございます！！楽しみにして頂けて本当に嬉しいです(T-T) 更新頑張りますね！ (2015年3月6日 21時) (
レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
326 - 続き気になる
更新楽しみに待ってます (2015年3月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 557f4cb4fd (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - あいわしさん» いえいえ！コメント嬉しいです(^^) ドキドキしますか？！書いてるとそう思って貰える自信が無かったので、とても嬉しいです！ (2015年2月17日 17時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - NEOGYUNさん» コメントありがとうございます！毎日チェックして下さってるんですか！麦茶、感激です（ ＴДＴ)毎日更新出来なくて申し訳ないです(T-T) 内容で裏切らないよう頑張りますので、これからも読んで頂けると幸いです！！ (2015年2月17日 17時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
あいわし(プロフ) - これからの展開にドキドキ…笑 どうなるか気になります！ あ、2回もコメントごめんなさい (2015年2月16日 20時) (レス) id: c9e469dcfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶 | 作成日時：2014年11月23日 6時
