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…
『Aパパママ！お世話になりました！また帰ってきます！』
帰省最終日の朝。
先に仕事に行く両親を送り出した。
『スジちゃんならいつでも歓迎だから、またおいでね！』
すっかり両親にも気に入られたスジ。
玄関までお見送り。
少し休んで荷物をまとめると
『よし！行こうか！』
夕方のフライトまでの間も観光しようと
私達も家を出て
駅を目指して歩き始めた。
『あ！ねぇオンニ！これ見て！』
突然スジのケータイが私の視界を占領する。
『近過ぎです(笑)』
『あ、ごめん(笑)オンニとの写真載せたら、シェアとコメント数の新記録出しました』
今度は手渡しされて見ると
『え？ あぁ…』
そこにはシェアとコメントの数が載っていた。
言われた部分だけ確認して
『凄いね！読みきれなそう』
すぐにスジに返す。
『ちょっとオンニ読んだ？！読んで！』
読みたくなかった。
『みんなスジに読んでもらいたくて書いてるんだから、あなたが読みなさい(笑)』
私を嫌ってる発言が絶対にあるはずだから。
何度も目にしてきてはいるけど
慣れるものなんかでは決して無くて、
切り替えが早くなるだけ。
毎回 傷つく。
わざわざそれを自ら読むなんてこと
する必要無いのに
『はい、ここ読んで』
スジはお構いなしにまた画面を見せてきた。
反射的に
指された場所に目が行くと
…？……え？…
『…』
私が固まったのを見てスジは笑い始めた。
『読んでって言ったのに読まないから(笑)』
だってこんなの
移籍してから初めてだ。
『"ずっとA載せてくれるの待ってました！大ファンですって伝えてください！" だって！ーー！あ、この子に返信しよう♪』
スジはささっと返信を打つと、
他の私へのコメントを音読し始めた。
すごく楽しそうに
私へのメッセージを読んでくれる。
まるで自分が褒められたみたいに嬉しそう。
『歩きスマホは、やーめ！ほら、駅に着いたよ』
慣れてないからか
恥ずかしくなってきて
強制終了させる。
だってファンだなんて言って貰えたのは
もう何年前の事だろう。
スジは口を尖らせて不服そうだ。
『ごめんね。後でまた読んでね』
私がそう言うと
パッと笑顔になって
『分かった。じゃぁ行こっ！』
慣れた手つきで改札を通った。
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麦茶(プロフ) - 326さん» コメントありがとうございます！！楽しみにして頂けて本当に嬉しいです(T-T) 更新頑張りますね！ (2015年3月6日 21時) (
レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
326 - 続き気になる
更新楽しみに待ってます (2015年3月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 557f4cb4fd (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - あいわしさん» いえいえ！コメント嬉しいです(^^) ドキドキしますか？！書いてるとそう思って貰える自信が無かったので、とても嬉しいです！ (2015年2月17日 17時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - NEOGYUNさん» コメントありがとうございます！毎日チェックして下さってるんですか！麦茶、感激です（ ＴДＴ)毎日更新出来なくて申し訳ないです(T-T) 内容で裏切らないよう頑張りますので、これからも読んで頂けると幸いです！！ (2015年2月17日 17時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
あいわし(プロフ) - これからの展開にドキドキ…笑 どうなるか気になります！ あ、2回もコメントごめんなさい (2015年2月16日 20時) (レス) id: c9e469dcfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶 | 作成日時：2014年11月23日 6時
