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今日は久しぶりにたかくんと会えるわけで。気合入ってます!
「A、おまたせ!ごめん、待った?」
『全然!さっき来たところ!』
「じゃあ、行こっか。」
やって来たのは隠れ家みたいなイタリアンのお店。しかも個室に連れられて。
「何飲む?」
『いつもこんなところでご飯食べてるの?』
どうしても小声になってしまう私。
緊張で固まる私を見ながら笑うたかくん。
「そんな固くならないの〜。いつも来てるわけじゃないよ、今日は特別〜」
そうやって目尻をクシャってさせながら笑う姿が前から好きだなぁって。
「で、何飲みます?」
『うーん、たかくんのおすすめでお願いします』
「Aって昔から俺のおすすめ頼むよな〜」
『あはは、確かに〜!放課後カフェとか寄り道してもいつもたかくんのおすすめでって言ってよね、お互い初めて入るお店でもそう言ってさ〜』
「俺いつも困ってたんだからな」
『ごめんって〜笑 あ、ご飯もたかくんのおすすめでよろしくね!』
「しょうがない、今日は特別だからね」
『んふふ、ありがとね』
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作者名:まりな | 作成日時:2017年7月23日 14時