ずっと、一緒

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ただいま〜とオフィスへ入ると泣き出してしまった拓朗くん。


河村「お帰り〜どうした？とりあえずお部屋入ろう」


と河村が靴を脱がせて部屋へと連れて行く。


拓朗「…パパぁ」

河村「もう会いたくなっちゃったか笑」


河村が抱っこして泣き止ませようとするもパパに会いたいと号泣。


河村「これはヤバいんじゃないか？笑」

福良「僕もそう思う笑」


拓朗くんがこんなことになってるとは知らず山本が収録先から帰って来る。


山本「こんにちはーお疲れ様です」

河村「お疲れ」

福良「お疲れ様どうだった？」

山本「それがめちゃくちゃ楽しくて！」
　

今日の収録であったことを教えてくれる。


山本「拓朗くんどうしたんですか？」

河村「それがさ…」


と河村がこうなった経緯を説明する。


山本「マジですか…大丈夫かな」


僕不安だなぁと泣きそうな顔の山本。


福良「僕行こうか？」

山本「え！？いいんですか？助かります」

福良「家行って荷物取ってくるよ」

山本「はい！ここで待ってます」


オフィスを出て一旦家へと帰る。


ある程度は山本に借りれるが服は無理だと判断してバッグに詰め込む。


山本side

福良さんがオフィスを出て数分。泣き疲れたのか拓朗君は河村さんの腕の中で眠ってしまった。


福良さんが戻ってきたタイミングでそっと起こす。


山本「拓朗くん、おっきしよ」

拓朗「……ん…」

山本「僕のお家行こ？」

拓朗「ｺｸﾘ」


寝ぼけているのか案外すんなり了承してくれた拓朗くん。

今がチャンスとばかりに僕たちは帰る準備を済ませオフィスを出る。


拓朗「電車！」


すっかり目を覚ました拓朗くんは、電車に興味津々。


拓朗「はやーい！！」


窓の外を見て楽しそう。


山本「次の駅で降りるからね？」

拓朗「え〜もう降りちゃうの？」

福良「ナハハ。また明日乗れるから」

拓朗「はーい」


電車を降り駅から歩いて数分。僕の住んでる家に到着。


福良「お邪魔しまーす」

山本「どーぞどーぞ！」

拓朗「………」


僕の家に入った途端、拓朗くんはまた泣き出してしまう。


拓朗「パパぁ…」


困ったな〜と思っていると福良さんが拓朗くんに声をかける。


福良「今日伊沢もね1人で外で寝るんだって。寝る前に電話してみる？」

拓朗「…パパ1人ぼっちなの？？」

山本「暗ーい外でテント張って寝るんだってさ。頑張れ！って電話してあげよう？」

拓朗「…うん」


パパが頑張っているなら僕も頑張ると笑顔に。

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