ずっと、一緒

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ー七夕当日ー

山本side

拓朗「さーさーのーはーさーらさらー」

山本「のーきーばーにゆーれーるー」

拓朗「おーほしさーまきーらきら」

山本「きーんぎーんすーなーごー」


僕とこうちゃんがホームセンターで見つけた笹の葉をオフィスへと持ち込み、(こんな大きいの買ってどうするの！？と福良ママには叱られたが)拓朗くんと飾り付けをする。


伊沢親子の問題も解決し、今日はみんなで七夕パーティーをする予定だ。


僕以外のメンバーはキッチンで七夕風料理を作っている。


山本「拓朗くん、お願い事何にするの？」


今回の事の発端になった『4月になりませんように』というお願い事。


あれはもう願わなくてもよくなったのだ。


拓朗「んーまだ内緒！」

山本「えー教えてよ〜」

拓朗「ダメ！」


そう言い合ってると


須貝「お2人さーん、ご飯できたよ」


須貝さんのよく響く大きな声がキッチンから聞こえる。


山拓「「はーい！」」


拓朗くんとキッチンへと向かう。


渡辺side


飾り付けは山本さんと拓朗くんに任せて(山本さん料理に関しては絶望的だから)、俺らはせっせと夕飯作り。


料理の得意な須貝さんを筆頭に、色のついた素麺・ケーキに模したちらし寿司・天の川をイメージしたゼリーがどんどんと出来上がる。


何だか俺までワクワクしてきた。


渡辺「これなら拓朗くんもたくさん食べてくれそうですね？」

拓司「そう願いたい笑」


夕飯にはまだ少し早い時間。


7人でテーブルを囲み食べ始める。


拓朗「パパあれ食べたい！」


そう拓朗くんが指を差すのはゼリー笑


拓司「素麺食べて？それかちらし寿司」

拓朗「僕あれ食べたいのに…」


と渋々伊沢さんに盛られたちらし寿司を口に運ぶ拓朗くん。


渡辺「ちらし寿司美味しい？」

拓朗「うーんまぁまぁ」

渡辺「まぁまぁか笑」


食べたかったゼリーが貰えなくて拗ねた拓朗くんはまぁまぁだと答える。


素麺もちらし寿司も大の大人が6人も集まればあっという間に無くなる。


拓司「ほら、ゼリー食べていいよ？」

拓朗「やったー！」


お預けをくらっていた拓朗くんは立ち上がって大喜び。


拓司「ちゃんと座りなさい笑 そんなに食べたかった？」

拓朗「うん！だってキラキラしててかわいいんだもん」


天の川をイメージしたゼリーはラムネを使用した綺麗なブルー。


そこに星形に形どったフルーツや杏仁豆腐を散りばめてある。

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