▽ ページ33
光「伊沢さんと離れ離れになって寂しくないの？」
拓朗「寂しいよ、ずっと一緒がいい。でもそれでパパが大好きなお仕事出来るなら我慢する」
光「拓朗くん…」
まだ拓朗くんは5歳だったはずだ。
なのに自分の寂しさよりも親のことを考えるなんて。
拓朗「だからね、このぬいぐるみをパパだと思ってギュってするの」
拓朗くんがあまりにも健気で、思わず涙が出そうだった。
福良side
福良「伊沢、お願い落ち着いて」
拓朗くんが帰ってくるのを今か今かと、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
須貝「光ちゃんといるんだろ？じゃあ心配すんなよ、すぐ来るよ」
拓司「いやそうなんですけど…」
河村「それよりどんな顔して会えばいいか分からないんじゃない？笑」
拓司「…ごもっともです」
河村にからかわれている伊沢をみんなで軽く弄っているとインターフォンが鳴る。
その音を聞くなり玄関へと走る伊沢。
拓朗くんに怒鳴りはしないかと心配だったので思わず着いて行く。
光「伊沢さんすみません。拓朗くんと会った時にすぐに連絡するべきだったんですけど」
拓司「光ちゃん謝らないで。見つけてくれてありがとう。感謝してもしきれない」
光「いえいえ楽しかったので。それでは失礼します」
帰ろうとした光ちゃんのスカートをギュッと握る拓朗くん。
拓朗「帰っちゃうの？」
光「拓朗くんは伊沢さんとお話しないとでしょう？今度また遊ぼうね？」
拓朗「…うん」
拓司「光ちゃん今日は本当にありがとう」
光ちゃんが帰り、みんなのいる撮影部屋へと移動する。
須貝「拓朗おかえり、どうだった？光ちゃんとのデートは」
拓朗「…ただいま、楽しかったよ」
山本「ホッキョクグマのぬいぐるみ買ってもらったの？良かったね〜」
拓朗「………」
あれ僕まずい質問した？と山本が慌てる。
拓司「拓朗」
伊沢の低い声に拓朗くんは僕の後ろへと隠れる。
拓司「勝手に1人で外に行ったこと。すごく怒ってる。怒ってるし心配した」
拓朗「………」
拓司「みんなお仕事あるのに拓朗のことが心配で探し回ってくれたんだよ？謝りなさい」
山本「伊沢さんいいですって」
拓司「良くない。迷惑をかけたらきちんと謝る。パパそうやって拓朗に言ってきたはずだよ？謝れるよね？」
拓朗「1人でお外に出てごめんなさい」
河村「もうしちゃダメだよ？」
拓朗「はい」
拓司「それから拓朗に大事なお話がある。ちゃんとパパの目を見て聞いて」
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まーちん(プロフ) - みるくてぃーさん» ありがとうございます。そういったコメントが励みになっています。引き続き楽しんで頂ければ幸いです！ (2020年9月18日 14時) (
レス) id: ea8e886a56 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - まーちんさん» そうだったんですね。気づけて良かったです。このシリーズがとても好きでとても楽しませて貰ってます〜、また更新を楽しみにしてます！ (2020年9月18日 0時) (レス) id: c5c88d3947 (このIDを非表示/違反報告)
まーちん(プロフ) - みるくてぃーさん» みるくてぃーさん コメントありがとうございます。まだ非公開のものを載せてしまっていました。申し訳ございません。ご指摘頂きありがとうございました。 (2020年9月17日 18時) (レス) id: f2747088a0 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - コメント失礼します。43ページの内容、間違えてないですか？前話と繋がりが無いのですが… (2020年9月17日 17時) (レス) id: c5c88d3947 (このIDを非表示/違反報告)
まーちん(プロフ) - りあさん» りあさん いつも読んでいただきありがとうございます！そろそろ過去のお話も書こうかな…と思っておりますので、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。 (2020年9月13日 8時) (レス) id: f2747088a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーちん | 作成日時：2020年9月4日 23時
