ずっと、一緒

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拓朗「パパ？何で泣いてるの？どこか痛い痛い？」

拓司「違うよ。すっごく嬉しくてさ。ありがとな拓朗」


ギューッと抱きしめる。


河村「伊沢、まだ泣くのは早いよ」

須貝「まぁまずは飯食っちゃおうぜ。お楽しみはそれからだ」


須貝さんと光ちゃんが作ってくれた夕飯をみんなで食べて食休みをしていると


光「伊沢さん、少しでいいので目を閉じててもらえますか？」

拓司「？？分かった」


言われた通りに目を閉じる。


少し経ち、拓朗からパパ見て！と言われ目を開けると


お店に売ってそうなワンホールケーキ。


光「このケーキ拓朗くんが作ったんです。
少しだけお手伝いしましたけど」

拓司「え？拓朗が？」

河村「伊沢に喜んで欲しいからって頑張ったんだよ」

拓朗「頑張った！」


ところどころ不格好なフルーツ、チョコプレートに書かれている字を見れば拓朗が作ったことは一目瞭然で。


さっき引っ込んだ涙がまた溢れて来る。


拓朗「僕ね初めて卵割ったの。それにね苺を…うわっ」


堪らなくなって拓朗を抱き寄せる。


拓司「ありがとな拓朗。パパこんな嬉しい誕生日は初めてだよ」

拓朗「やった〜！」

拓司「みんなも本当にありがとう。俺今めっちゃ幸せ」


普段は中々言えないから感謝の気持ちを伝える。


福良「なんか照れるね笑 そうだ！みんなで写真撮ろう！」


福良さんの鶴の一声で俺と拓朗を囲むようにみんなが集まってくる。


福良「タイマーセットしてっと…いくよ？みんないい顔してね？」


ｶｼｬﾘ


大好きな息子と大好きなメンバーに囲まれて
俺は本当に幸せものだと実感。


ケーキを食べ終わりみんなからプレゼントを貰う。


須貝さん、福良さんからはプロテイン。河村さんからはピンクのエプロン。こうちゃんからは親子で遊べるゲーム。そして山本からは…アルバム？


山本「さっきのケーキ作りの様子を写真撮って現像してアルバムにしたんです」


アルバムを開くと光ちゃんと一緒にケーキを作る拓朗の姿。


険しい顔をして卵を持つ姿、手をクリームまみれにして笑っている顔、光ちゃんに手伝って貰いながらチョコペンで字を書く姿。


伊沢「ありがとう！全部大切にする」


ふとソファを見ると光ちゃんに抱きついて眠る拓朗。


光「今日はお昼寝せずに頑張ったから疲れちゃったんでしょうね」

須貝「拓朗はまた大胆なことを。光ちゃんファンに…」

光「須貝さん！からかわないで下さい！」


部屋の中が笑い声で包まれる。

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