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拓司「来年ランドセル背負えるかな〜それだけが心配」
福良「もう1年生か〜僕らも歳を取るわけだ」
拓司「やめてよ福良さん、俺まだ26歳」
福良「26歳はもうおっさんだよ笑」
なんて笑い合っていると拓朗くんがこっちに走ってくる。
拓朗「パパ！遊んできていいって！」
拓司「よし！じゃああの大きな木まで競争だ！……行くぞ、よーいドンっ」
2人が走り出し、慌てて僕も追いつこうと走る。
大きな公園だから人が密集することもなく、顔が知られている伊沢が声を掛けられることもない。
普段は顔バレしないようにマスクをするか、なるべく暗くなってから公園で遊ぶようにしているらしい。
今日みたいな青空の下で思いっきり拓朗くんと遊んであげられるのが嬉しいのだろう。
拓朗くんと同じくらい汗をびっしょりかいて楽しそうに遊んでいる。
拓司「あーー疲れた！福良さん交代！」
拓朗「えぇぇぇ」
汗かくの好きじゃないって知ってるくせに…と渋っていると
拓司「長い滑り台高さがあるんですって。俺高所恐怖症で無理だから頼みますよ〜」
拓朗「パパ、怖いんだって！」
拓司「なっ！怖がってなんか…」
福良「分かった、いいよ笑」
やったーと喜ぶ拓朗くんの手を取り長い滑り台のある方へ。
この公園の目玉ということもあり、拓朗くんと同じ体操服を着た子がちらほらいる。
○○「たくろーお前も滑るの？」
拓朗「あ、◯◯くんだ！うん！」
△△「たくろーチビで泣き虫だからこの滑り台無理だよ笑」
○○「そうだよ俺たちだってちょっと怖かったんだから」
拓朗「大丈夫だもん！乗れるもん！」
体の大きな子たちに囲まれても怯むことなく言い返す拓朗くん。
僕が口を出してもな…と様子を見守っていると
△△「チビのくせに生意気なんだよ！」
ドンっと男の子が拓朗くんを押す。
福良「…ちょっと！」
慌てて拓朗くんを立たせる。
拓朗くんはギュッと掌を握りしめ必死に泣くのを堪えていた。
△△母「ちょっと△△！何してるの！すみませんウチの子が」
福良「いえいえ、ちょっと押されてびっくりしただけだと思います」
その子の母親が謝ってきたが、肝心の本人は俺は悪くないの一点張り。
拓朗「………パパぁ」
と大きな目からもう涙が溢れそう。
福良「伊沢のところ戻ろっか。お腹空いたでしょう？お弁当食べよう」
何やらまだ言い合っている親子を横目に拓朗くんを抱っこしてその場を後にした。
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まーちん(プロフ) - みるくてぃーさん» ありがとうございます。そういったコメントが励みになっています。引き続き楽しんで頂ければ幸いです！ (2020年9月18日 14時) (
レス) id: ea8e886a56 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - まーちんさん» そうだったんですね。気づけて良かったです。このシリーズがとても好きでとても楽しませて貰ってます〜、また更新を楽しみにしてます！ (2020年9月18日 0時) (レス) id: c5c88d3947 (このIDを非表示/違反報告)
まーちん(プロフ) - みるくてぃーさん» みるくてぃーさん コメントありがとうございます。まだ非公開のものを載せてしまっていました。申し訳ございません。ご指摘頂きありがとうございました。 (2020年9月17日 18時) (レス) id: f2747088a0 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - コメント失礼します。43ページの内容、間違えてないですか？前話と繋がりが無いのですが… (2020年9月17日 17時) (レス) id: c5c88d3947 (このIDを非表示/違反報告)
まーちん(プロフ) - りあさん» りあさん いつも読んでいただきありがとうございます！そろそろ過去のお話も書こうかな…と思っておりますので、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。 (2020年9月13日 8時) (レス) id: f2747088a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーちん | 作成日時：2020年9月4日 23時
