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...
「「「「かんぱーい！」」」」
カーンという音と私たちの声が個室に響いた。
「臣、大丈夫かな。」
枝豆をつまみながら隆二さんが呟く。
臣さんはお店に入る手前で「用が終わったら来ます。」と言ってわかれた。
「チエちゃんでしょ？」
「あ〜、まだ続いてるんでしたっけ？」
直人さんが女性の名前を口にし、岩さんが続けて話す。
「チエさんって...？」
私が聞いてもいい話なのかわからず、目の前に座る隆二さんに恐る恐る聞いてみた。
「臣の彼女だよ。」
...彼女いたんだ。
って、そりゃいるか。
チクッと心が痛んだ気がした。
「なんかうまくいってないっぽいんすよね。」
「まぁ、臣が話してくれるの待とうか。」
みんな心配しているというのが伝わってくる。
臣さんが辛そうにしていたのは彼女さんのことなのかな？
...って、ちょっと待って。
私いくら知らなかったとはいえ、臣さんの家泊まっちゃったよ？
なんか抱きしめたりとかしちゃったよ？
家まで送ってもらったりしちゃったよ？
もしそれが原因で喧嘩とかしてたら？
「...さん？Aさん？」
名前を呼ばれて我に返る。
隣に座る岩さんが私の顔を覗き込んでいた。
「もしかして臣さんに彼女いるの知らなかった？」
「知らなかったです...。いやでも彼女の１人や２人いて当たり前ですよね。」
「２人はだめでしょ！」
私の発言にすかさず突っ込みをいれる直人さん。
「俺１人もいないよー。」
岩さんがそう言うと、他の２人も俺もーと続いた。
「Aちゃんは何人彼氏いるの？」
直人さんが笑いながら聞いてくる。
「１人もいません！」
「でも、もてるでしょ？」
「三代目のみんなAちゃんのこと好きだよねー。」
アルコールの力もあって私いじりはしばらく続いた。
気付けば相当な量を飲んでいる。
お酒は強いほうだけど、さすがに酔っぱらってきた。
「あ、臣だ。まだ飲んでる？って。」
携帯を見ながら隆二さんが言う。
今すぐ来いって言えー！と直人さんが叫ぶ。
「もう近くっぽい。」
なんとなく今の酔っぱらった状態だと言っちゃいけないことを言っちゃいそうだから少し冷静になるためトイレに行こう。
立ち上がるときに岩さんの手に触れてしまい慌てて謝る。
「ごめんなさい！」
「ぜんぜーん。ついていこうか？」
...この人も相当酔ってるな。
いつも以上に目がたれてにこにこしている岩さんに大丈夫と伝え個室を出た。
...
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あお(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます。満足していただけるように頑張ります。 (2019年12月18日 11時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 話が面白くて続きが楽しみです((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月17日 23時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - みーやんさん» コメントありがとうございます。かなりゆっくりになると思いますが最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2019年12月8日 0時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 初めまして！一気読みしてストーリーの純粋さが気に入って登録させて頂きました笑グイグイ行く岩田ｻﾝいいね〜私は臣くん推しだからこの先が楽しみです。焦らずゆっくりと素敵な作品作ってくださいね、更新お待ちしております (2019年12月7日 20時) (レス) id: fc5b4935bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2019年11月26日 23時
