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...
「...んー。...ん？」
うっすら目を開けると見慣れない景色。
自分の部屋じゃないことは確か。
だって私のベットはこんなに大きくない。
ベットサイドのテーブルを見ると私の携帯が充電器にささった状態でおかれていて、ここの家主の方はとても気の利く方なんだなぁと感心してしまった。
...じゃなくて。
えーっと、三代目のみんなと飲んでたんだよね？
私の過去の話で変な空気になっちゃったからとりあえず飲んじゃえってなって...
日本酒なんて普段飲まないから悪酔いした。
記憶が飛ぶなんて何年振りだろう。
いろいろと考えている最中にハッとする。
ここはもしかしてメンバーのお宅なんじゃないか？
いかにも高級そうな家具と加湿器が目に入る。
うわー絶対そうだよ。
どうしよ。
おそるおそる寝室のドアを開け、明かりがついているリビングの方へ。
大きなテレビと向き合うように置かれたソファー。
そこにはヘッドフォンをつけてゲームをしている人。
私には気づいていないようだ。
「...臣さん。」
「おっ、起きた？」
ヘッドフォンを首元に下ろしてこっちを見るから、すぐ近くへ駆け寄り頭を下げる。
「ご迷惑をおかけしてすみませんでした。」
「いや、全然。Aさん起きないから家わかんなくて俺んち連れてくるしかなかったんだけど、逆にごめんね？」
水でいい？座ってて。と言いながらキッチンの方へ行きペットボトルを持ってきてくれた。
ソファーに座るのはさすがに図々しいかなと思い、床に正座する。
「お恥ずかしいことに記憶が...なくてですね。」
「だろうね。結構飲んでたよ。」
「もうほんっとうにすみません。」
「まじで気にしないで。無理させちゃったのは俺らだからさ。」
申し訳なさそうにする臣さんはきっと人の気持ちに敏感なんだろう。
「ありがとうございます...。」
「ん。そういえばさ、Aさんって警察に憧れてたりする？ってかいつまで正座なの？」
笑いながらそう言いソファーをぽんぽんと叩く。
それが前と一緒でなんだか嬉しくなった。
「警察ですか？すごいとは思いますけど。なんでですか？」
「酔っぱらって敬礼ばっかしてたから。まじで面白かった〜。」
なにそれ。恥ずかしすぎるでしょ。
でも心当たりが一つ。
「あ〜それはたぶん今海軍の海外ドラマにはまっているからかもしれません。」
両手で顔を覆いながら答えると臣さんはまじまじと私の方を見て
「ほんと最高だわ。」と笑った。
...
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あお(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます。満足していただけるように頑張ります。 (2019年12月18日 11時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 話が面白くて続きが楽しみです((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月17日 23時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - みーやんさん» コメントありがとうございます。かなりゆっくりになると思いますが最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2019年12月8日 0時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 初めまして！一気読みしてストーリーの純粋さが気に入って登録させて頂きました笑グイグイ行く岩田ｻﾝいいね〜私は臣くん推しだからこの先が楽しみです。焦らずゆっくりと素敵な作品作ってくださいね、更新お待ちしております (2019年12月7日 20時) (レス) id: fc5b4935bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2019年11月26日 23時
