【募集企画】東方幻想記録物語 25巻

異変解決に向けて 幽香/暗躍 アニマ ページ36

幽香は悟った。一軒家組の家で何かが起こっていると言う事を。

「…これは…うかうかしていられなさそうね。」

幽香は霊華に連絡。合流地点が一軒家組の家に変更になった事を伝える。

「よし…照輝、行くわよ。」
「お？動くのか！？」
「大丈夫なの？外はこんな状況だけど。」

神樂は地獄絵図となっている外を親指で指しながら言う

「でも、一軒家組で何かが起こっていると言う事は確かよ。それに…。」
「それに…？」
「…あいつを…剣城を、私は助けたいわ。」

幽香は立ち上がり言う。

「剣城は、私の…家族だから！」
「おお…よし！今すぐ出発するんだぞ！」
「…はあ…しゃーない、行きますか…。」

興奮気味に言う照輝。大きなため息をつきながら言う神樂。
その二人と共に、幽香はドアを開け、日傘を開く

―と、幽香はあることに気付いた。

「…あれ…？」
「どうしたんだ！？」
「…私の妖力が…ほとんど無くなっている…！」
「え！？」

幽香は傘を構え、マスタースパークを放とうとする。
―が、何も起こらない。

「…まさか…アニマに…！」

風見幽香、出鼻を挫かれた。

――――――――
「…妖力と魔力は、十分に溜まった。後は、霊力、神力のみ…。」

アニマは、一軒家組の家の屋根上に立ち呟く。
―アニマのスペルカード、"闇術『渇望』"。

対象に触れることで力を吸収することが出来るスペルカード。
幽香の力は、一部を残してアニマへと吸収されていた。
今の幽香には、空を何とか飛行できる程度の妖力しか残っていない。

―そして、その術が、一軒家組メンバーにも掛かっていた。

"闇術『渇望・呪』"

触れた者に呪いを付与し、呪われた者はその力をアニマに吸収される。
自分が動いている間は吸収できないうえ、近くに呪われた対象が居ないと発動できないという、弱点は抱えているものの、かなり強力なスペルカードであることは間違いない。

―そう、アニマは剣城に化け、あの時リビングで作戦会議をしていたメンバー達に呪いを付与していたのだった。

「…まだ足りないわね。もう少し、このままで居させてもらうわよ。」

ー幻想郷が黙示録の様相をしている中、アニマは自分の目的を果たす為に暗躍していたのだった。

―――――――――
ディアボロさんか一軒家組メンバーの誰か…続きをお願いします…！

災害災害災害大災害　ハル→←スーパー爆速展開（ご都合展開とも言う）　リスティア

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