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救う理由は「愛」で十分 宰華 ページ20

「―ま、これでゲームセットってところっしょ。
 後ろの少年ももう動けないだろうし―」
「私はまだ動けるが?」
「…おぉっと」

後ろから振り下ろされた私の拳を敵はギリギリの所で避ける。まさか私がまだ動けると思っていなかったのか、額にはうっすらと汗が浮かんでいる。

「…完璧に殺ったつもりだったんだけどなぁ。案外強いの?」
「知らん」

それだけ答えて回し蹴りを喰らわし、防御が間に合わず蹴り飛ばされた相手の姿を目視して素早く落ちていたフィギュアを回収する。

「なんか…雰囲気変わりすぎじゃない?さっきはもっと脳筋っぽかったのに」
「いや、私が脳筋なのかは知らんけど。強いて言うなら―私の地雷踏んだからじゃね?」

ドンッ!!!

それ以上の言動は許さない。
私の一番大切な、この世で一番大切な宝物に傷を付けた罰だ。

「―異変終了!!!ありがとうございました!!!」

ドォォォォォン!!!

辺り一面に土埃が舞う。勿論今度はしっかりとフィギュアを護っている。

「…げっ…ゲホッ…はは…は…予想外だったわ…。君、強いね…!」
「そりゃどうも。ほら、早くこのようわからんグリッチ直して」
「はいはい…ま、楽しかったよ」

パチンと指を鳴らすと同時に、身の回りに浮かぶグリッチが消えていく。

能力が使える。世界に色がある。雪が降っていない。重力もおかしくない。そして―バグはどこにも無い。

「―やっぱね、世界の危機を救うのはオタクなんですわ…!」

右拳を突き上げ、そのまま地面に倒れこむ。

…申し訳ございません、サグメ様。地上を救ってしまいました。

家の中から、少しずつ人間達が顔を出す。
そして、私の意識はフェードアウト。

幻想郷春の異変祭りは、幕を閉じた―

======================

幻想郷各地の皆さん、続きお願い致します…!

Mission:comprete 剣城/レイカ/遊斗→←最終決戦 バグVS信者 宰華



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フウ(プロフ) - 続編作成いたしました!リンクはこちらから【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kazami13359/】 (7月26日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 続編作ります! (7月26日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
雨宮鳳花(プロフ) - 一挙二話更新させていただきます! (7月26日 9時) (レス) id: 460ec6fb5a (このIDを非表示/違反報告)
雨宮鳳花(プロフ) - では、更新させていただきます! (7月25日 22時) (レス) id: 460ec6fb5a (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - 雨宮鳳花さん» もしよければ続きお願いします! (7月25日 16時) (レス) id: 25ee4b6236 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他5人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2023年7月13日 13時

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