【募集企画】東方幻想記録物語 25巻

最終決戦　バグVS信者　宰華 ページ19

戦闘開始から30分が経過！だのに全く埒が明きませんぶっ殺すぞ！((

「戦うのは勿論大好きなんだけどさぁ、
　いい加減ずっとこの撃って避けての繰り返し飽きてきたんだけど」

「うるっせぇなだったらはよやられろや！」

「それはこっちのセリフなんだよねー！奇符『体を蝕む百合の華』！」

敵が右手を掲げると同時に紫色の光が放たれる。慌てて目を瞑るが、閉じた瞼越しにも強い光が伝わってきた。後ろからは何やらうめくような声が聞こえる、攻撃喰らったか？

「っ…ちょっと奏多！だいじょ…うぇ！？」

その刹那、体にじわりと痛みが走り思わず蹲る。慌てて呼吸すればする程、痛みはどんどん広がっていく。

「…な…お前何した！？毒か！？」

「ま、そんなもん。さて、そろそろ終わらせるよ！」

そういった瞬間、敵は私に向かって勢いよく肉薄してくる。体中が痛んでいる私は、防御する事も回避する事も出来ない。

腕が平行に振られ、私は強烈な一撃を受けた―

ｺﾞﾄﾝ
―それと同時に、フィギュアも私の懐から落ちた。
黙って落ちた方に目をやる。そこには、地に落ちた事で土埃に塗れたフィギュアが転がっていた―

救う理由は「愛」で十分　宰華→←End of the disaster レイカ

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