【募集企画】東方幻想記録物語 25巻 (ページ13)

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Rapid Ⅱ レイカページ13

「逃がすか！」

レイカは再び変身。アフターバーナーでスピードを上げてカイルを追う。

「ほう…来ますか…。それならば…罪人「大罪を犯し者」。」

カイルの背から大量の弾幕が放たれる。
それは殆ど隙間がなくレイカに迫る。

「…甘い。」

レイカはそう呟くと、バレルロールやマニューバ、細かいブースト等、レイカが戦闘機乗りで培ってきた技術を全て活かし弾幕を最小限の被弾で回避する。

「あれを避けますか…。ですが…終わりです…。」

すると、今度は何本ものビームが拡散し、レイカに向かって襲い掛かる。
―と、レイカはここで急停止。そして、ビームは停止したレイカの周りを通過したのであった。

「なっ…！？」
「隙間が殆どないとはいえ、直線的なら回避は可能だ。―そして…。」

レイカはブースターを起動しながら腰に装備されているミサイルポッドをカイルに向けた。

「喰らいなさい。特殊兵装『スパロー』&『サイドワインダー』。」

ミサイルポッドから、計24発のミサイルが放たれた。

「そんなもの…！」

カイルは弾幕による迎撃を試みるが、1発のミサイルがカイルを掠めた事によりそれは中断される。

「な…速い！」
「スパローの速度を甘く見たな。」

カイルは高速で飛んでくるスパローを大きく動くことで回避する。
―が、遅れて第二波。今度は先程よりもスピードが落ちているミサイルがこちらをしつこく追いかけて来るのだ。

「さっきとは違うミサイル！？」
「『サイドワインダー』は回避にコツが要る。お前の動きは少し二次元的だ。」
「何の…！」

カイルはこちらを追いかけて来るサイドワインダーを弾幕で迎撃。
サイドワインダーを喰らわずに済んだカイルであった。
が、第三波。レイカが機銃を構えながらそこまで迫っていた。

「…成程…。かなりの実力をお持ちの様ですね…。」

―カイルは、不敵に口を歪ませていた。

「重圧『罪の重さ』。レイカさんの罪、見させてもらいますよ。」

重力異変を巡る戦いは、佳境を迎えていた。

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Rapid、RapidⅡの題名は、BGMが元ネタとなっております。
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