休み 剣城/時を待つ アニマ ページ1
「ん…んあ…。」
剣城が、目を覚ました。
「あら、おはよう剣城。」
幽香が本を閉じながら言う。
「おう…今何時だ?」
「16時。アンタが寝てから2時間と言った所ね。」
「そうか…んで…家かここ…。」
「ええ。私がお持ち帰りさせてもらったわ。」
「お持ち帰りて…。まあいいや。」
体を起こす剣城。
「ハハ…あんま力入んねえや…。」
「あら、アンタらしくないわね?そういう時こそ根性で立ち上がって来たんでしょう?ディアボロの時みたいに。あの傷、普通に致 死量よ?」
「そうなんだけどさ…あんときはゾーン状態みたいなのになってたからっつーか…。ってか…それ昨日だったんだな…あーもう!最近忙しすぎだろ!?幻想入りしてまだ3か月そこそこだぜ!?」
ベッドに座りながら剣城としては珍しい弱音を叫ぶ剣城。
それだけ彼は無茶をしていたと言う事である。
「フフッ…そうね…。まあ、たまにはたっぷりと休む事ね。」
「そうだな…ここ3日間はトレーニングも休むか…。よっし!スマブラでもやろうぜ!」
ベッドから降りる剣城。
「おっ、そうね。最近カズヤをコッソリ練習してるから腕が鳴るわ。」
「いや何てもん練習してきてんだよ!?」
そんなほっこりとした剣城と幽香の家。
―が、そんな二人を引き裂く最大の試練が迫りつつあるのを、幻想郷はまだ知らないのであった。
――――――――――――
―闇の中、少女はただ時を待っていた。
目を閉じ、黒き感情と力をその身体に滾らせながら。
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フウ(プロフ) - 続編作成いたしました!リンクはこちらから【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kazami13359/】 (7月26日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 続編作ります! (7月26日 11時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
雨宮鳳花(プロフ) - 一挙二話更新させていただきます! (7月26日 9時) (レス) id: 460ec6fb5a (このIDを非表示/違反報告)
雨宮鳳花(プロフ) - では、更新させていただきます! (7月25日 22時) (レス) id: 460ec6fb5a (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - 雨宮鳳花さん» もしよければ続きお願いします! (7月25日 16時) (レス) id: 25ee4b6236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ x他5人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2023年7月13日 13時