過去 ページ39
「まあ、なんだ、あいつはな…バレーを辞めざる得なかったんだよ」
「そ、そうなんですか？！な、何故。」
「それは俺の口から言っていいのか、分からんが、バレーボールをやってるやつの中では有名な話だな。中学生殺傷事件。」
「それ、僕も知ってますよ。中学三年生の男の子と、中学二年生だった女の子が刺されてしまった事件ですよね。男の子は亡くなったとか…女の子も意識不明の重体だと…」
「そう、それがアイツだ．篠原A。そう。アイツがバレーをできなくなったのはそのせいだな」
「そ、そんな。」
“やっぱり知ってたんですね。監督“
「おま、いつからそこに」
“最初から“
「すいません。鳥養君は悪くないんですよ。僕が詮索してしまったから」
“大丈夫ですよ。過去のことですし。起きてしまったことはしょうがないし、時間は巻き戻りませんから“
そういう彼女は笑顔だったが
やはり目は笑っていなかった
「だから、篠原さんは、マネージャーをやりたくないんですか？」
“やりたくないわけじゃないんです。みんなの成長も見てみたい。でも、バレーが好きだから、みんなに嫉妬してしまう自分がいやなんです“
「分かるよ。俺も受けるつもりはなかった監督業。やっぱりここには選手としての思い出がいっぱいだったからな。」
嬉しそうな悲しそうな監督
“何故受けたんですか？“
「必死に頼む先生に折れたのと、初めてアイツらの練習みた時に希望が見えたからかな」
なんていう。
凄いな。
大人って
状況をしっかり把握できて
自分の気持ちを制御できる
私なんてまだまだ子供だ
「篠原さんが、辛い経験をしたことに変わりはないと思います。マネージャーやりたくない気持ちもわかりました。でも、バレーが好きならいつでも顔出してください。きっと彼らも喜びますから」
武田先生の優しい一言
“ありがとうございます“
そう、涙ぐみながらお礼を言うと
「A〜！帰ろう〜」
翔陽の声
周りにはバレー部のみんなもいて
「早くしないと置いて帰るよ」
「ツッキー、夜道に女の子1人はダメだよ！」
「おい！A！アイス買ってやるぞ！」
「肉まんでもいいぞ」
西谷さんに澤村さんまで
「A〜！手繋いで帰るべ！」
「おいおい、篠原さん、子供じゃないんだぞ」
「菅原さん、篠原と手を繋いで帰るんですか？」
「Aちゃん！ほんとおいてかっちまうぞ！」
そうみんなに呼ばれ私は走り出した
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まる。(プロフ) - りるとさん» 有り難うございます！、もう嬉しすぎます！！有り難うございます！頑張ります！ (2020年9月16日 22時) (
レス) id: 5fc393ed85 (このIDを非表示/違反報告)
りると - 気にしなくていいですよ！本当面白いので更新頑張ってください！！！！！！！ (2020年9月16日 22時) (レス) id: 615da3bcde (このIDを非表示/違反報告)
まる。(プロフ) - りるとさん» ごめんなさい！！ほんと誤字確認できてなくて、すみません (2020年9月16日 22時) (レス) id: 5fc393ed85 (このIDを非表示/違反報告)
りると - あとわやわやの話の所の田中さんのセリフりゅうじゃなくて西谷に向けてなのでゆうじゃないですか？ (2020年9月16日 22時) (レス) id: 615da3bcde (このIDを非表示/違反報告)
まる。(プロフ) - りるとさん» ご指摘有り難うございます！！誤字すみません！！読んでいただけて、嬉しいです！ (2020年9月16日 22時) (レス) id: 5fc393ed85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる。 | 作成日時：2020年4月1日 5時
